■投資とも浪費とも違う消費

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お金を使って、それ以上のものが得られれば投資、そうでなければ浪費といった考えができますが、それ以外はないのでしょうか。 例えば通勤に必要な自家用車を購入する場合、それが高級スポーツカーであれば、ある意味では浪費と言えるかもしれません。ですが、ごく一般的な車であった場合、浪費ではないですよね。では、投資でしょうか。投資というわけでもなさそうです。こういった場合は一般的には消費と考えるのではないでしょうか。ガソリン代や水道光熱費、家賃や食費などは消費と考えることができます。もちろん、これらを正しく使用していない場合は浪費となってしまいます。電気のつけっぱなしや、水の流しっぱなし、高級料理で外食ばかりといった場合は浪費ということになります。消費の場合は、適切な使用といったことが前提になります。この場合も本人の考え方や行動次第で変わってくるのです。

■まとめ

投資と浪費は見た目に分かりやすく違うものもありますが、結局は本人次第ということになります。どんなものにお金を使ったとしても、それを生かせるかどうかで投資か浪費かというのが変わってくるのではないでしょうか。 また、浪費は絶対にダメというわけでもありません。浪費とわかっていてもそれがストレス解消につながることもあるので、一概に否定はできません。自分で浪費とわかっていて使ったお金であれば、それはそれでよいのかもしれません。 一番よくないのが、浪費とわからずに浪費しているケースなのです。まず、何かにお金を使う際にそれだけの価値があるのかどうかをしっかりと考えてみましょう。必要なものにはしっかりとお金を使い、無駄なものにはお金を使わないというのが、お金を貯める秘訣ではないでしょうか。