丸い顔、エラハリ顔、面長顔…顔の形のコンプレックスは尽きないもの。でも、メイクで気になりがちな輪郭をカバーすることが可能なんです! とはいえ、実際にシェーディングをしてみると、なんとなく違和感を抱いてしまった……なんて経験はありませんか?今回は、忙しい朝の時間でも簡単に小顔を作るためのシェーディングのコツを紹介します。
■シェーディングは骨格や顔立ちに合わせて入れる
小顔メイクを実践する際に、欠かせないのがシェーディングです。 通常のメイクでは、自分の肌になじみやすいカラーの化粧品を使いますが、シェーディングで使われるのはこれよりも暗いカラーとなります。この暗いカラーを顔にのせることで、顔全体に陰影をつけ、立体的に見せるメイクテクニックとなります。 比較的地味な顔立ちであっても、シェーディングをうまく使うことで華やかな顔立ちへと変身させられますし、フェイスラインや鼻筋に影をつけることで、小顔効果も期待できます。 しかし、シェーディングをする場所を間違えれば、不自然でなんとも言えない奇妙な仕上がりになってしまうリスクもあります。 自然な小顔に見せたいときには、まず自分自身の顏の骨格や顔立ちの特徴を知り、それに合うシェーディング方法をマスターすることが大切です。具体的にどのようにシェーディングを行うべきなのか、骨格タイプ別に紹介します。
★エラが張っているタイプ
エラが張っている方は、シェーディングで小顔に見せると共に、気になるエラが目立たなくなるようなメイクを実践してみてください。このときのコツは、エラがもっとも出っ張っているところの、外側にのみ影を入れるということです。 エラ全体にシェーディングをすると、不自然な仕上がりになってしまいます。「目立たせなくない部分」を絞り込みましょう。
★面長タイプ
面長タイプの人は、実はあまりシェーディングには向いていません。フェイスラインの外側に影をつけることで、より一層顏を面長に見せてしまう可能性が高いからです。 面長タイプの人は、シェーディングよりもチークを使って、顔の余白を埋める方が、全体の印象を引き締めることにつながります。結果的に、小顔効果も期待できるでしょう。
★丸顔タイプ
丸顔タイプの人は、シェーディングテクをしっかりと身につけることで、効果的な小顔メイクを実践できます。頬の横、外側部分に濃いシェーディングを入れたら、やや薄いシェーディングをおでこから頬骨、そしてあごの脇まで入れていきます。シェーディングをグラデーションにすることで、より自然にシャープな輪郭を演出できますよ。
★卵型タイプ
バランスの良い卵型タイプですが、少しでも小顔に見せたい!と思ったときには、あごの裏やおでこなどにシェーディングを入れると効果的です。人の目線を顔の中心部に誘導することができますから、より引き締まって華やかな印象へと近づけられることでしょう。
■ハイライトと組み合わせてメリハリをつける
シェーディングで小顔メイクを施す際には、ハイライトと組み合わせるとより効果的になります。シェーディングが「影」なら、ハイライトは「光」。ハイライトを使うことで、より陰影をハッキリさせることができるでしょう。 ハイライトを入れる場所は、Tゾーンや顔の中心付近がオススメです。顔の中心に光を集めるように見せることで、顔全体にメリハリが生まれ、小顔効果も高くなります。 ハイライトは、スティック型のものを選択すると非常に手軽です。メイクの仕上げにさっと広げれば、自然に光と影を味方につけられます。
■初心者にはパウダーシェーディングがオススメ
小顔になりたいけれど、シェーディングは苦手……と語る方は決して少なくありません。本来であれば自然に発生する陰を、人の力でコントロールするわけですから、難しいのも当然のこと。自分をより魅力的に見せるためのテクニックをマスターしたい!と思ったら、使いやすいアイテムを選び、練習を重ねるのが一番でしょう。 シェーディングには、主に3つのタイプがあります。
・パウダータイプ
・クリームタイプ
・スティックタイプ
時短で手軽に使えるのはスティックタイプで、しっかりメイクを好む方にはオススメなのはクリームタイプです。メイク初心者は、調節しやすいパウダータイプを選ぶようにしましょう。 パウダータイプの魅力は、パウダーをどの程度乗せるのかによって、色の濃淡を調整しやすいこと、そして自然にぼかしやすいので、ナチュラルに仕上げやすいということです。 「ブラシにとって乗せるだけ」と手軽に使えますから、シェーディングが失敗するリスクも減らせることでしょう。
■正しいシェーディングのやり方まとめ
女性の小顔メイクを実現する鍵は、シェーディングにあります。自身の顏に効果的な「影」を付けることで、理想の輪郭に近づけてみましょう。 シェーディングをどのように入れると効果的なのかは、その骨格や顔立ちの特徴によっても大きく変わってきます。まずは自身のタイプに合う「基本のシェーディング法」を身につけた上で、自分の顏により馴染むよう、入れる位置を工夫してみるのがオススメです。 シェーディングにオススメのメイクアイテムは、プチプラでも揃えられるものが多くありますので、まずは気軽な気持ちでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。