毎日のように新しい話題がフィーチャーされるネットの世界。この記事では、SNSや検索サイトで注目を集めているワードをチェックしていきます。意外なトレンドが見えてくるかも!?
「リレーアタック」って一体なに?
今年2月放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、最近世界で問題視されている「リレーアタック」が取り上げられました。聞き馴染みのない言葉にSNSなどでは、「リレーアタックってなんだ?」「真っ先に思い浮かんだのが運動会」「バレーボールの新しい戦術かな?」との声が。どうやら「リレーアタック」とは、新しい窃盗の手口のようです。
番組ではイギリス警察が公開した「リレーアタック」の動画を紹介しているのですが、この中には2人組の窃盗団が登場。1人はターゲットの車に近寄り、もう1人は持ち主の家の前に行きました。家の前の男が玄関に何やら装置を掲げると、次の瞬間車のドアが開錠。車の横で待機していた男が乗り込み、あっという間に持ち去ってしまいます。
この動画で行われていた窃盗手法が「リレーアタック」で、犯行時間はわずか数秒。海外だけでなく、日本でも被害が拡大しているようです。これは近年普及している“スマートロック”の特性を利用した犯罪で、まず車の近くの犯人が特殊な機材で“リクエスト信号”を増幅。これを扉の前の犯人がアンテナのような装置で中継し、家の中にあるスマートキーへリクエスト信号を届けます。するとスマートキーは車が近くにあると判断し、応答の電波を出して車を開錠。複数の犯人が電波を中継して犯行に及ぶので、「リレーアタック」という名前がつけられました。
犯行時間が短いだけでなく、防犯ブザーも鳴らない「リレーアタック」。新たなハイテク犯罪に、視聴者からは「犯行時間が早すぎて就寝中にやられたら絶対気づけないでしょ」「うちもスマートキーだから『リレーアタック』怖すぎる」「これ対策とかできるの? 防犯カメラつけるとか?」「こんなん盗まれ放題じゃん……」といった声が上がっています。