子どもが成長していくと、どこかのタイミングで自分の環境を周りと比べ始める時が訪れます。すると家が狭い、ボロいなどと言い出すことも少なくありません。つい先日ネット上でも、子どもから衝撃的な発言をされたという女性の投稿に注目が集まっていました。
アパート住まいを恥ずかしがる子どもに悩む母
相談者は、2LDKのアパートに住む4人家族のお母さん。彼女は子どもから、「何で家を買わないの? アパートなんか恥ずかしい」と泣きながら告げられます。突然のことに驚くお母さんですが、どうやら原因は友だちの家で開かれた“お泊り会”にあったよう。
同級生には、新築一戸建てや高級なマンションに住んでいる子が多くいます。お泊り会で訪れた友だちもその1人だったので、子ども心に劣等感が芽生えてしまったのかもしれません。
女性によれば今のところ引っ越す予定はなく、子どもの意見を聞いたところで新たに家を買おうという気にはなれなかったとのこと。しかし「アパートなんて恥ずかしい」という言葉に強くショックを受け、彼女は世間の先輩ママたちに相談するしかありませんでした。
アパート住まいを嫌だと感じている子どもの心境
ネット上には「ママ友の中にはアパートに住んでいるのを隠したがる人がいる」「お泊り会のメンバーを自分の家には招けないと思って悲しくなってしまったのかも」「自分が小さい頃はアパート暮らしが恥ずかしかったなぁ」「小学生は誰がどこに住んでるかとか気になり始めるからね。周りが新築一戸建てや高級なマンション住まいの友だちばかりなら辛いと思う」など、あまりアパート暮らしに良い印象を持っていない人たちの声が目立ちます。
しかし一方では、「今どき住まいの形は多種多様。あえてアパートに住む人だっているのだから、恥じることはない」「『立派な家に住んでいれば偉い訳ではない』と教える良いチャンス!」「どんな家に住んでいるかで人を判断するのは、くだらなくて狭い価値観」と相談者をフォローする声も少なくありません。
また中には、「仮にマイホームを建てたとしても、今度は『なんでウチの家は友だちの家と比べて狭いの?』と言ってくるようになるかもしれない」「問題は子どもがちょうど他人との違いに過敏なお年頃だということ。しっかり理解してくれるようになるまでは我慢の時」と指摘する人も見られました。