アデコ株式会社が「デジタル世代」と「デジタル世代の部下を持つ管理職」を対象に、「仕事に対する考え方やコミュニケーションに関する意識調査」を実施。ワークライフバランスを重視するデジタル世代と、やりがいを重視する管理職との違いが判明しました。

 

デジタル世代の最重要事項はワークライフバランス!


まず全回答者に「あなたが仕事をする目的は?」と質問。デジタル世代・管理職ともに、「収入を得るため」が最上位にランクインしました。しかし管理職の半数以上が「やりがいや達成感を得るため」と回答したのに対し、デジタル世代で「やりがい」を挙げたのは33.2%という結果に。

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「仕事を行う上で重視していることはなんですか?」と尋ねると、「安定して働くことができる」がデジタル世代(67.6%)と管理職(71.8%)で共通して第1位に。他にもデジタル世代の64.6%、管理職の59.4%が「職場の雰囲気・人間関係が良いこと」と回答し、総合で上位になりました。デジタル世代では「残業が少ない」、「休暇を取りやすい」を重視する傾向にあり、管理職と比較すると20ポイント以上の差がついています。

 

一方で「自分の個性や能力を活かせること」という回答の割合は、管理職の42.8%に対しデジタル世代は22.6%。20ポイント以上の差がつき、仕事への意識に大きな乖離があることがわかりました。

 

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「理想的な働き方」に関する質問では、「1つの企業や団体にのみ属して働く」が5割以上で第1位に。多様な働き方が認められつつある中で、デジタル世代で「起業」や「フリーランス」が理想的だという人は合計で1割に届きません。一方で管理職世代は12.6%が「起業」、「フリーランス」を選択しており、デジタル世代より独立志向が高いことがわかります。