■マイナスだったこと
副業でマイナスなことと言えば報酬額が低いところではないでしょうか。ママ向けの在宅ワークにはお菓子の袋詰めなどの内職もありますが、全体的に報酬が低めです。 空き時間を有効に使うには在宅ワークは有効な手段ですが、同じ時間働くのならコンビニなどで働いた方が時給がはるかに上だったりもします。 またハンドメイド作品は作る手間と収入が割に合わない場面も多いようです。時間をかけて作ったものでも材料費ギリギリの値段で売ってしまえば時給換算すると悲惨なことになります。 しかしママの作品ということで商品の代金を低めにされることも少なくないようです。品質の高いイラストでも一般的なイラストレーターよりも安い値段で買い取られたりします。 主婦の副業となると、夫の存在が感じられる分、安く見積もられがちなのがマイナスです。 外勤の副業でのマイナスポイントは急な休みが取得しにくいことでしょう。副業は空き時間にするのが基本ですが小さい子どもの場合発熱などで急遽休みが必要になることがあります。 副業だとシフト制の勤務のところが多いですから自分が欠勤するときは他の人と連絡を取ってシフトを埋めなければなりません。 あまりにも休みが多いようだと同僚のひんしゅくを買います。そのために休んだら菓子折りを持っていくなど気遣いをする人が多いです。そうした気遣いをしなければならなかったり、休みを取得する必要があるのが外勤の副業でのマイナス面です。
■副業で注意するポイントとは?
副業をするときに注意したいのは扶養控除です。ママの多くは配偶者控除の対象になっており、社会保険料が免除されます。ただし副業で一定以上の金額を稼ぐと税金を支払ったり、自力で社会保険に入らなければなりません。 一般的には年収103万円を超過すると扶養控除から外れます。扶養控除を外れると所得税の非課税が発生します。するとそれだけの支出が発生し、手取りが目減りしてしまいますので注意しましょう。 年収106万円を超過すると社会保険に入らなければなりません。社会保険に入ると毎月1万円前後の社会保険料を納める義務が発生しますから、やはり手取りが減ります。 支出が増えると労働時間を増やしても手取りが減ってしまうという働き損状態に陥ります。社会保険の対象となる条件は副業の勤め先の従業員数などによって異なります。自営業でない人はチェックしておきましょう。 また自営業の人の場合、副業で20万円以上を稼ぐと確定申告が必要になります。確定申告をしないままでいるとペナルティーもありますが、還付金なども戻ってくるので収入がある人は毎年忘れずに確定申告をするようにしましょう。 このように副業にはプラスの面もマイナスの面もあります。もし身近なママ友が副業をしていたらどんな仕事をしているのか聞いてみてもいいですね。 副業に何を求めるかは実は自分自身が決めることです。お金が欲しい人もいれば仕事でやりがいを感じたい人います。是非、ご自身に合った求人を探してみてください。