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子どもや将来のことを考えると毎月貯金をしたいものですよね。でもどの程度お金を貯めるのが理想的なのでしょうか? わかっていると貯金がしやすくなりそうですね。 30代の共働き夫婦の理想的な貯金率と、目標を達成するためにするべきことをまとめました。

■なぜ貯金をするのか?

貯金は将来の支出を考えるとしなければならないと思うものです。 30代の夫婦がいた場合、これからかかる費用をシミュレーションしてみると貯金の必要を感じるのではないでしょうか。 子どもをもつ予定がある場合、子どもの養育費を考える必要があります。子どもが成人するまでにいくらお金がかかるか計算してみたことがありますか? 子どもを育てるためにかかるお金の大半は学費です。3歳から幼稚園に通い高校を卒業するまでの15年間でかかる学費は総額で500万円と言われています。 公立高校のみでも500万円かかるという計算なので私立の学校などに通わせるとより多くの学費が必要になります。 義務教育なのは中学までですが、大学進学を考えると、それなりのお金を用意しておかなければなりません。 大学に進学させた場合は私立文系の4年制大学で676万円、私立理系の4年制大学で818万円の学費が必要と言われています。 奨学金や教育ローンを活用すれば将来の学費は賄うことが可能ですが、貯金が難しい場合には、将来的に子どもの学費を払うのも困難になります。 また、子どもが、留学を希望する場合にもプラスαの予算を組む必要が出てきます。この他、自宅から離れた学校へ通わせると家賃や生活費の援助も必要になります。 子供の将来を考えた場合、貯金はいくらあってもあり過ぎて困ることはないのです。 できるだけ、早いうちから学費のみならず、子どもが独立された後の夫婦生活についても見越した貯蓄について、夫婦で話し合っておくことが大切です。