■病院情報はフロントに相談

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今すぐに受診が必要な場合はもちろん、そうではない場合でも、病院情報を集めておきましょう。子どもの発熱がわかったら、宿のフロントに相談してみるのがオススメです。 周辺の病院情報のほか、夜間救急に対応してくれる医療機関や、小児科併設の病院など、情報面でパパやママのサポートをしてくれます。 また、子どもの看病をするために、必要となるアイテムも少なくありません。宿泊施設の備品で対応できないものは、外に買い出しに出かける必要があります。どこに行けば購入できるのかについても、相談に乗ってくれることでしょう。

 

■判断に迷ったら、「こども医療電話相談」も

子どもの体調について、微妙な変化を見極められるのは、パパやママです。しかし「いつもと様子が違う……」と感じながらも、医療知識がないために、どう判断すれば良いのか悩むケースも少なくありません。 子どもにとって、受診がベストであれば、そうしてあげたいところです。しかし旅先では、常にそれが可能であるとは限りません。どこまで対処するべきなのか……悩んだときには「こども医療電話相談」を活用するのがオススメです。 こども医療電話相談では、保護者が「#8000」に電話をかけることで、子どもの様子について、医師や看護師に相談できます。気になる症状を伝え、今すぐ受診が必要なのか、それとも朝まで待っていても良いものか、アドバイスを受けることができます。平成16年からスタートした事業で、「実際にお世話になったことがある」という方も多いのではないでしょうか。 実はこのこども医療電話相談は、日本全国、旅行先からでも利用することが可能です。携帯電話などから利用することで、現在自分がいるエリアの相談先へとつながり、今必要な情報を得ることができます。 ただしこども医療電話相談は、自治体によって実施時間が異なっています。旅行先の実施時間について、利用時間を確認した上で活用してみてください。

 

■子どもとの旅行は、事前準備も抜かりなく

旅行先で突然病院を受診することになれば、保険証などが必要となります。旅行中にはどんな事態が起きるかわかりませんから、事前に準備した上で持参すると良いでしょう。 また普段から子どもが飲んでいる薬や、お薬手帳についても忘れないようにしてください。受診先で、子どもの状態を正しく伝えるために役だってくれます。

 

■まとめ

子どもとの旅行では、どんなトラブルが起きるかわからないもの。家族みんなで良い思い出を作るためには、いざというときでも慌てずに、適切に対処することが大切です。 旅行先で子どもが発熱した際に、予定を変更するのは勇気が要ることかもしれません。しかしもっとも優先するべきものは、やはり「子どもの健康」だと言えるでしょう。「備えあれば憂いなし」とも言いますから、しっかりと準備を整えた上で、楽しい旅行を実践してみてくださいね。