疑っていたわけでも、カマをかけたわけでもない…なのにポロッと出た「失言」から、すべてが露呈してしまうこともあるんです。カン違いから墓穴を掘って、勝手に深みにハマって行った夫たち。浮気を白状するまでの一部始終は、ちょっとした「人間喜劇」です。

 

〝関西弁〟は怪しいサイン(美優さん/30/販売) 

うちの旦那は関西人。毎日が明るくにぎやかで、4歳の息子も旦那の影響か関西弁が混じります。そんなわが家にある日、大事件が起きました。子どもを寝かしつけた後、録画していたドラマを旦那と二人で見ていました。「夫の不倫が原因で家族が崩壊していくドロドロの愛憎劇」だったのですが、私はこれにハマって毎週欠かさず見ていました。

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そのときふと明日の天気が気になって検索したくなり、旦那に「ちょっと携帯貸して」と言ったんです。すると旦那は急にあたふたし始め「いや! ちゃうねん、ちゃうねん!」と意味不明な否定…私は知っています、彼が関西弁で「ちゃうねん!」というときは、必ず「なにかやましいことがある」とき。 必死で隠そうとする旦那の手から携帯をもぎ取ると「向こうから誘ってきたんやで!」と再び意味不明の逆ギレ。ただでさえ不倫ドラマでヒヤヒヤしているところに、私が「携帯を見せろ」と要求したので、「浮気がバレてる!」とカン違いしたのでしょう、結局すべてを自供しました。 その後、私にこっぴどく私に怒られた旦那は、まだ関西弁で「頼む、捨てんといて~な!」と泣きながら、子犬のように私の脚にすがりついていました。