世の夫婦の離婚理由でも上位に入るのが、お互いの「異性関係」。今回お話をうかがったのは、夫の不倫が発覚したいわゆる〝サレ妻〟ですが、彼女たちは「離婚はしない」というのです。その選択をした理由といまの生活、これからのことについて聞きました。
意地でも再婚なんてさせない(さとこさん/35歳/営業)
同窓会で再会した女性と、2年も不倫関係を続けていた旦那。発覚当時は毎晩泣き崩れ、精神的にもドン底でした。なにより「言い寄られているうちに、本気で好きになってしまった」という言葉がショックだったのです。「遊びでなく、本気なんだ…」と考えると、さらにショックは深まるばかり。友人たちは「慰謝料たっぷりもらって離婚しなよ」と口を揃えて言っていました。 「たしかに離婚したほうがいいよね…」と思ういっぽうで、女性からの「早く奥さんと別れて、結婚しようよ」というメッセージを思い出して、決心は行ったり来たり…とうとう「離婚したら再婚するはず、それだけは許せない」という結論に至りました。
そして「離婚はしない。でも不倫相手とは縁を切ってください」と宣言、「いきなり別れるなんてひどい!」と相手に詰め寄られ、旦那は大変だったようです。「いまでもこっそり連絡をとってるんじゃないか?」と疑うこともありますが、この選択に後悔はしていません。