ソニー生命保険株式会社が全国の20歳~59歳の男女に対し、「47都道府県別 生活意識調査」を実施。「子どもの育て方」や「望ましい放課後の過ごし方」など、地域別の教育論が明らかになりました。
「イクメンが多い県」第1位は?
まず生活環境について「自慢できること」を調査。「治安の良さ自慢」は1位「福井県」(51.0%)、2位「宮崎県」(45.0%)、3位「秋田県」(44.0%)という結果に。また「遊ぶところの多さ自慢」では、1位「東京都」(25.0%)、2位「大阪府」(24.0%)、3位「福岡県」(17.0%)と、人口が密集している都府県が上位に並びました。
「教育水準の高さ自慢」は、全国学力テスト1位の「秋田県」がトップ(25.0%)。以下、2位に「福井県」(24.0%)、3位「富山県」(22.0%)と続きます。「子育てのしやすさ自慢」1位は「福井県」(41.0%)で、2位が「富山県」(30.0%)、3位「大阪府」(26.0%)と北陸の県が上位にランクイン。
次に家族の状況や考えについて「自分がどの程度あてはまるか」を聞き、その同意率(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)をもとに都道府県ランキングを算出しました。
「家族の仲がいい」と答えた人の割合は、1位「鹿児島県」(73.0%)、2位「大分県」「宮崎県」(同率70.0%)に。トップ10までは関東よりも西の都府県となっており、家族の仲良し度には西高東低の傾向がみられます。「友達親子である」の質問については、1位「栃木県」と「鹿児島県」で同率(41.0%)、続く3位が「宮崎県」(40.0%)でした。また「親の介護には積極的に携わりたい」では1位「京都府」(62.0%)、2位「宮崎県」(60.0%)、3位「広島県」「鹿児島県」(同率54.0%)と、やはり関東以西が上位にランクイン。
家事や育児への夫の参加状況について「夫もよく家事に参加している」という回答が多かったのは、1位「岩手県」「福井県」(同率45.0%)、3位「福島県」「宮崎県」(同率43.0%)で、4県がしのぎを削りあう結果に。「夫もよく子育てに参加している(いた)」への回答は、1位「岩手県」「福井県」(同率43.0%)、3位「福島県」(42.0%)で、どちらも「岩手県」と「福井県」が1位を獲得。岩手県と福井県には家庭的な“家事メン”“イクメン”が多いようです。