枕・矯正ヘルメット・タオル…赤ちゃんの絶壁対策、何が有効?
「絶壁」は自然に治る可能性が高いとはいえ、やっぱりこのままだったらと思うと少し心配。赤ちゃんに危険のない範囲で使えるグッズや対策があればしてあげたいのが親心ですよね。
寝かせている時にこまめに顔の向きを変えたり、できるだけ抱っこして過ごすのも有効ではありますが、目が回るほど忙しい赤ちゃんとの生活は、なかなか一日中そこまでしてあげられないのも事実。
簡単なものでは、ドーナツ枕を使う方法が有名ですね。 タオルを丸めたものを代わりに使うこともできますが、いつのまにかタオルが広がって首に巻き付いたり、顔にかぶさったりすると危険なので、丸めた状態で端を縫い留めるなど、広がらない対策を必ずしておきましょう。
ヨーロッパやアメリカでは、頭の形に合わせた専用の矯正ヘルメットを使う治療法もポピュラーです。 日本でも取り入れているクリニックや病院が増えていますが、2019年現在、見た目を改善したいという理由では健康保険が適用されず、診察後のヘルメット購入は自費診療となります。参考価格は約40万円です。
なお、赤ちゃんをうつぶせで眠らせたままにしておく「うつぶせ寝」は、突然死(SIDS)との関連性が否定できないため推奨されていませんが、起きている赤ちゃんに、腕で上半身を支えながらうつぶせにさせる「腹ばい運動」は、首や上半身の発達を促すものとして母子手帳に掲載している自治体もありますので問題ないと思われます。
まとめ
筆者の娘も、新生児期にあおむけで寝かせているとすぐに左側に顔を向けてしまい、頭が斜めになっているような気がして、よく元に戻していました。それでもしばらくするとまた左向きに…。 ハイハイをし始め髪が伸びてくると頭の形のことは気にならなくなり、高校生の今もまったく問題ありませんが、当時は少し心配だったことを思い出します。
なお、今回の記事は以下の医療機関や学会が公表している情報に基づいてお送りしましたが、赤ちゃん一人ひとりについて保証するものではありませんので、心配な場合は実際に診察を受けることをおすすめします。
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文/高谷みえこ