有名人に声が届きやすく、また一般人でも大きな注目を集められるようになったSNS。便利な反面、SNSならではの問題も生まれました。実は最近、SNSの普及によって激化したと言われる“行き過ぎた正義”に多くの疑問が上がっています。

 

SNSに隠された大きな問題点…


ある匿名掲示板に投稿されたのは、「“絶対に叩かれない善”という立場から“完全な悪”を懲らしめる快感を得たいのでしょうか。最近の荒んだ状態に気が滅入ります」という意見。投稿者はネット上でよく見る“炎上”に疑問を感じているようです。

 

同じことを考えていた人は多く、「ネットだからといって自分のことを棚に上げる人が多過ぎる」「正義も行き過ぎれば悪と同じ」「最近は憂さ晴らしのように叩く人が目につく。本当にタチが悪い」「隙あらば批判! みたいな人は何が楽しくてSNSをやってるのかな?」「『物申す』程度に留めておけば良い社会になると思うけど、限度を超えてる人が多いと思う」などの声が相次いでいました。

 

これまでには、炎上がキッカケで救われたという人も存在します。例えば理不尽な扱いを受けていた人が現状を暴露し、大きな注目を集めたことで状況が改善するケースもありました。しかしそういった前例が作られてしまったために、もともと純粋だったはずの“正義感”が歪んでしまう人も。