子どものころはアイドルに憧れたり、女優や俳優になりたいと夢見ることもありますよね。 誰もが一度は夢見る職業ではないでしょうか。親に話をしてみても真剣にとりあってくれなかったり、頭ごなしに反対されてあきらめる人もいることでしょう。 しかし、大人になるとともに現実的になり、芸能人になる夢を忘れていきます。 子どもが成長してくると、過去の自分と同じように芸能人に憧れることもあるでしょう。そこでもし子どもが「芸能人になりたい」といったとき、どう対処してあげれば良いのかまとめてみました。
■子どもの年齢によって対応は変える
子どもがまだ小学生なら、芸能人になりたい夢を手放しで応援してあげると良いでしょう。ダンスや歌のレッスンに通いたいというなら、それを叶えてあげても問題はありません。 子どもが小さなうちはレッスンもそれほど厳しくありませんが、年齢が上がってくるとともにレッスンも厳しくなり、上手な子とあまり上達しない子で分かれてきます。 小さいながらも現実を目の当たりにすると、自分で自分の実力を把握し、自分が芸能人になれるかどうかを理解します。 それでも芸能人になりたいと思うなら、今以上にレッスンに励むようになるでしょう。もし芸能人になれなかったとしても、簡単にあきらめない精神や我慢強さを手に入れられますので、子どもの成長に役立つのではないでしょうか。 中学生以上で芸能人になりたいといってきた場合は、もう少し現実的に話をしなくてはなりません。どのような方法で芸能人になろうと思っているのか、今後の進路はどうするのかなど、くわしく話を聞いてみましょう。 本気度が強いようなら、一度芸能事務所やオーディションなどに応募させてみるのもよいでしょう。結果が良くても悪くても、自分の実力が分かるので今後の判断材料になるでしょう。
■どこまで支援できるか伝える
誰もが簡単に芸能人になれるわけではありません。コンテストやオーディションなどで入賞し、芸能人になれる人もいますが、それはほんの一握りです。オーディションで優勝したからといって、売れる確約もありません。 スカウトされて芸能人になる人もいますが、スカウトされたからといって必ず売れるわけでもありません。 芸能界入りしたほとんどの人は厳しいレッスンを受けたり、何度もオーディションを受けてチャンスをつかむために努力しています。 事務所によってはレッスン料が不要なこともありますが、レッスンごとに料金が必要になる場合もあります。 また、事務所に応募しても受からなかった場合、芸能スクールに通って芸能界入りを目指す人も少なくありません。 大手芸能スクールなどに通うと入学金だけで数十万円、レッスン料だけで数万円かかるので、一般家庭の子どもが気軽に通える習い事ではありません。 もちろん中には良心的な料金の芸能スクールもありますが、その場合は審査が厳しかったりする場合もあります。 有名なアイドルグループだと研究生になることができれば、レッスン料などは全て不要だそうですが、その代わり厳しいオーディションを勝ち抜かなければなりません。 経済的に支援が厳しいのであれば、審査の厳しいところにチャレンジするよう伝えておいたほうが良いでしょう。結果的にはそちらのほうが、本人のためになることもあります。 子どもが芸能人を目指すことを反対しない場合、経済的にどこまで支援できるかは最初に伝えておくべきです。やれる範囲内でどのように工夫するかを考えるのも、本人にとっては必要なことです。