
1.リンクコーデとペアルックの違い
そもそも「リンクコーデ」というのは、「ペアルック」とどう違うのでしょうか? ペアルックは、お互いの服やアイテムの大部分が同じものを身に着けるコーディネートであり、お揃いの割合が高いのに対し、リンクコーデは、服の色は一緒だけれど、片方がTシャツなら、片方はパンツや帽子、マフラーなど違うアイテムでお揃いにしている、などペアルックほどわざとらしくないファッションです。 ペアルックの場合は全身が同じコーディネートなので、思った以上に注目を集めてしまうこともあります。「目立つからイヤだ」なんて言うパパさんもいるかもしれませんね。 でも、リンクコーデは「よく見るとお揃い」なコーディネイト。さりげなく雰囲気が合っていて、そのさりげなさが「おしゃれ」に見えるポイントです。 つまり、リンクコーデを考える時に一番大切なのは、「さりげなさ」であり、おしゃれ上級者を褒めるときに使われる、アイテムを熟知した上での「こなれ感」なのです。 こんな風に書いてしまうと、「私はおしゃれ上級者じゃないし」としり込みされてしまうかもしれませんが、諦めるのはまだ早い!リンクコーデには法則があり、それさえ守れば誰でもおしゃれ上級者に見えるんです。
2.失敗しない「リンクコーデ」の法則

①ベースとなる服はテーマを揃える
例えば、海へ行くのが分かっているのに、かっちりしたスーツや山歩きのような分厚いシャツを着てくる人はいません。家族でどこかへ行くのなら、その目的地は一緒ですよね。 目的地にはどんなファッションが良いのかを考えることが、第一の法則です。 家族でアウトレットにショッピング、というのなら、カジュアルな中にもちょっと上質なものを取り入れてみましょう。 大きな公園に家族でピクニック、というのなら、Tシャツにジーンズが定番。その中で、どのアイテムでリンクさせるか?を考えましょう。②色を揃える
例えば家族4人(パパ、ママ+娘、息子)のショッピングなら、同じ色をどこかに身に着けることで、さりげない「お揃い」を演出しましょう。たとえピンクや赤のような女性的な色を選んだとしても、バンダナや帽子など、身に着ける面積を少なくすれば、男性でも問題ありません。 ピクニックではデニムの着用率が非常に高いです!デニムだけではでは「リンクしている」感が足りないので、Tシャツや他のアイテムでリンクさせるか、同じデニムでも形が違うものを選ぶとおしゃれなリンクコーデの完成です。ママや女の子はオーバーオールやジャンパースカート、素材は同じだけれどデザインの違うアイテムを取り入れることがポイントです。③同じ柄はポイントで取り入れる
柄物はリンク感を簡単に演出できる優秀なアイテムですが、そのインパクトの強さゆえに、同じアイテムを身に着けているとどうしても「ペアルック感」が否めません。 柄物をリンクアイテムとして使う場合は、身に着ける面積を少なくして一致する割合を下げましょう。 例えば、チェックをリンクアイテムとして取り入れる場合、全員がチェックシャツを着るのではなく、パパがシャツを着れば、ママはシャツを着るのではなく腰に巻いてベルトのように使う、娘はバックやマフラー、息子は帽子という風に、メインではないアイテムに取り入れると、統一感がありながら違和感のないコーディネートになります。