◆小学校くらいからの旅育
小学生のころも、幼児の時期と同じように旅育がとても重要なころです。いろいろなことが一人でできるようになってきますが、さすがに旅行となると保護者は必要ですよね。 特に小学校のころにキャンプやハイキングといったような屋外での経験が多いほど、感受性が豊かになるといった傾向もあります。また、このような自然の体験が多いほど、礼儀正しくなるといったこともあるようです。もちろん、学校行事でもハイキングや遠足といったものもあり、多少なりともいろいろな経験はできます。 ですが最近の小学生は家庭環境において、こういった経験よりも塾通いのほうが多いのかもしれません。自然に親しむことは、塾や学校では学ぶことのできない貴重な経験なのです。 中学生にもなると旅育の意味が少し変わってきます。というのも、それまでは保護者同伴だったものが、自分一人や友達と一緒にといった行動になってくるからです。実際に公共の交通機関の運賃も、中学生からは大人と同じ料金ではないでしょうか。 旅育を考えるうえでは徐々に難しくなってくるころです。小学校のころは家族旅行というと嬉しいものですが、中学生くらいになると段々と離れてくるのものです。思春期や反抗期といったこともありますよね。 このころから友達と一緒のイベントが増えてきます。仲の良い友人たちだけと夏休みを利用してちょっとした旅行にいったり、海水浴、キャンプに出かけることもあるでしょう。さすがに子供たちだけだと、少し心配な部分もあるかもしれません。ですが相談に乗ってあげたり、あまり大げさにならないようにサポートしてあげるのが、この頃の旅育なのかもしれません。 旅育はいろいろな経験をさせてあげるということが大切なのです。旅行自体が失敗だったとしても、それも貴重な経験となるのです。