あ、息子さん来ましたよ!(麻友さん/33歳/事務員)
「12月24日は会社の忘年会だ」…そう旦那から告げられたのは、クリスマスの1か月も前のことでした。「なにもクリスマスじゃなくても…」と思いつつ、仕事なら仕方ないとあきらめかけていたとき、偶然にも旦那のスマホに届いた一通のメールに目が留まりました。 それは「12月24日に旦那が予約したお店」からの予約確認メールだったんです。忘年会にしてはおしゃれすぎるレストラン、しかも予約人数はふたり。ロックがかかっていたので詳しいことはて見られなかったのですが、明らかに怪しいと思った私は「同じ日に同じ店を予約する」ことにしたんです。 そして迎えた当日。娘を母に預けた私は「いつもお世話になっているから」と理由を作って、旦那の両親を連れてそのお店に行きました。そこでなにが起こるかうっすら分かっていましたので、旦那がとても恐れている義父に同席してもらい、復讐してやろうと思ったんです。
私たちが席に着いた後、しばらくして旦那が入ってきました…隣には見知らぬ、きれいな女の子がいます。私は義理の両親に「あ! たかしさんが来ましたよ」と告げ、振り返った両親は、一瞬で事態を把握した様子。 義父に首根っこを掴まれて店の外に連れ出された旦那は、数分後、ボコボコになった顔を地面にこすりつけながら私に土下座していました。巻き込んでしまったにもかかわらず、丁寧に謝罪してくれた義父母に免じて、今回だけは許してやることにしました。でも、次はありません!