「クリスマスイブ」にデートをする不倫カップルは多いといいます。忘年会や年末進行で多忙なこの時期、夫にとって家族と過ごせない〝言い訳の材料〟には事欠かない、というわけです。その目論見に気づいてしまった妻たちだって、もちろん黙ってはいられません…聖なる夜に修羅場を迎えた、ぜんぜん「聖くないこの夜」のお話です。
あのプレゼントはどこ行った?!(香菜さん/30歳/パート)
旦那の部屋の掃除をしていたら、有名ブランドの包装紙で包まれたプレゼントらしき箱が…おそらくアクセサリーだと思われるその包みに、私は胸が高鳴りました。というのも、それはクリスマスの1週間前の出来事だったからです。
そうして迎えたクリスマスイブ、旦那から「仕事のトラブルで遅くなる」とだけメールがきました。結局、旦那がその日のうちに帰ってくることはなく。ふと嫌な予感がしたので旦那の部屋へ行くと、あのプレゼントはそこにはありませんでした。(まさか…!?)このとき、はじめて、私は旦那の不倫に気づいたんです。 翌日、何事もなかったかのようにクリスマスを家族で過ごす旦那、もちろん私へのプレゼントはありません。我慢の限界にきた私は、浮かれていたときにスマホで撮った、あの箱の写真を旦那に突き出し「これ、誰にあげたの?」と聞いたんです。 すると旦那は言葉を失って、バツの悪そうな顔をしてその場に立ちすくんでいました。尋常じゃない量の汗をかきながら「いや、お前にあげようと思っていたんだけど、電車に忘れてしまったんだ」と見え透いた嘘を。「なら、本当にクリスマスイブに残業だったのか、あなたの同僚に確認するわ」と言うと、とうとうその場に崩れ落ちながら、クリスマス不倫の事実を認めました。