取り組みは好評だけど…?
スニーカー通勤の広がりは、大手保険会社でも見られます。「住友生命保険」は4月から従業員約4万3000人を対象にスニーカー通勤を推奨し、また「日本生命保険」も部署ごとに順位を競うウォーキングイベントを開催。
少しずつですが、従業員の健康増進を経営的な視点で考える“健康経営”が広がりはじめているようです。
仕事中に履く靴といえば、革靴やパンプス、ヒールなど長距離歩行に適さないものばかり。スニーカー通勤の取り組みに賛同する声は多く、「駅から徒歩10分とかでも革靴だとキツイ。スニーカーなら移動時間も楽しくなるかもね」「スニーカーだと満員電車で踏ん張れるから助かる」「若い頃は何履いても全然平気だったけど、今は本当に疲れが出てしまう。足が心地良いというのは大切」などの声が上がっていました。
しかし中には、スーツにスニーカーの組み合わせを「ダサい!」と敬遠する人も少なくありません。ネット上には、「スーツに合ったスニーカーを開発してくれ!」「取り組み自体はいいと思うけど、スニーカーとスーツは絶対に合わないよ」「パッと見で『ダサい!』と判断されたら絶対に定着しない。そもそもスーツを着なくていい風潮を作ってくれないと」「明らかにダサいと分かる格好をワザワザしたくないなぁ」という声も見られました。