週1回以上運動をしている成人は、男女合わせて約40%。特に働き盛りの20代~40代の深刻な運動不足を問題視する声は少なくありません。そんな中、スポーツ庁が奨励する“スニーカー通勤”がジワリと浸透してきています。
着実に広がっていく“スニーカー通勤”
2018年12月に放送された『PRIME news alpha』(フジテレビ系)では、ここ最近大企業を中心に広まりつつあるスニーカー通勤を特集。“健康経営”に目を向けはじめた企業の様々な取り組みが紹介されていました。
仕事が忙しくても気軽にはじめやすいウォーキングに着目し、スポーツ庁が積極的に奨励してきたスニーカー通勤。「伊藤忠商事」や「アサヒ飲料」などの大手企業が取り入れる中、ここにきてスーツ着用が当たり前の金融業界にも波及しはじめているようです。
「三菱UFJ銀行」では、従業員の歩行量に応じた金額を寄付する取り組みをスタート。参加者の1日平均歩数×100円を、銀行が社会貢献活動をする団体などに寄付していきます。国内に約4万人いる従業員のうち1割ほどが参加し、計測された歩数はスマートフォンアプリで共有できる仕組みに。合計歩数のランキングなども表示され、参加者は楽しみながら歩数を競っているそう。
執行役員の南里彩子さんは「医療費の削減は経営の重要な課題だと思っている」「財産は従業員自身なので、健康に目を向けるというのは金融機関にとって特に重要ではないか」と、今回の取り組みに対する意図を教えてくれました。