自分はもちろん、子どもや家族には安心・安全なものを食べさせたい。そう思うのは、ごく当然のこと。でも、こだわりすぎた結果の〝ナチュラル志向〟は、抜け出すに抜け出せず「なかなか厄介なもの」なのだとか。かさむ食費を横目に、踏ん切りもつかず、やめどきに迷うママたちのお話です。
そろそろ妥協しても?(恵那さん/32歳/飲食店勤務)
もともと食べるものにはあまり気を使っていませんでしたが、20代後半で体調を崩すことが増えてから、食事に気をつけるようになりました。結婚して、妊娠したときには「自分ひとりの命じゃない」と実感、さらに無添加や無農薬にこだわるように…いわゆるナチュラル志向のママになったわけです。
生まれてきた娘は、無事元気な赤ちゃんでした。あれから早3年…「小さいときに食べたものは、人生を通じて健康に生きられるかどうかを決める」という話も聞きましたし、できる限り良いものを食べさせてあげたいとは思っています。 だけど無農薬のものって、野菜はまだしもなかなか安くはないですよね。そのうえ子育てに家事に仕事…忙しくてもできる限り良いものを手にいれて、手作りして食べさせてあげたいとは思うものの、限界を感じる日もあります。「そろそろ妥協してもいい時期なのかな」と思うんですが、なかなか踏ん切りがつかず。どうなしたものでしょうかね?