子どももいるにも関わらず、結果的に「不倫相手と再婚」する道を選んだ夫たち…それだけを聞くと、なんだか無責任で短絡的にも思える「選択」の裏に、深い苦悩と逡巡の日々がありました。彼らをそこまで突き動かしたものは、なんだったのでしょうか?
「母親」を振りかざすモラハラに耐えられず(幹夫さん/32歳/販売員)
「攻撃的な夫に悩まされている妻の話」はよく耳にしますが、私の場合はその逆パターンで、妻の攻撃的な性格に悩まされていたのが離婚を選んだ原因です。 気弱な性格というわけではないですが、自分ではなんでも冷静に受け止めるタイプだと思っています…それが裏目に出たのか。でも毎日一緒にいる相手から、罵詈雑言を浴びせ続けられるのはストレス以外の何物でもありませんでした。
娘が生まれてから、彼女の態度はエスカレートしていきました。「母親」であることが、特権かのような発言が多くなりました。自分の意に染まないことが起きるとイライラして、そのすべてをぶつけてきて…そんなときに、本当に心安ぐ女性と不倫関係になりました。 2歳になる娘のことはもちろんかわいくて大切で、幸せになってほしいと思います。それでも「このまま妻と一緒に生きていくことはできない」と、離婚を決断しました。いまは何事も相談できる女性がパートナーです。彼女との結婚生活なら、穏やかな日が続くんじゃないかなと思っています。