最近は“お減らし”を認める学校も!


完食指導については、教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんもブログで言及。「給食の完食指導は学校のいじめそのものです!」という強烈なタイトルではじまり、「完食指導なんてとんでもない! 完食の強要は食育の精神とは真逆! 給食のトラウマに窒息しそうになっている大人のなんと多いことでしょうか」と批判的な姿勢を見せていました。

 

しかし最近では古瀬絵理さんの子どもが通う学校のように、“お減らし”を取り入れているケースも増えています。苦手なものがあって全部食べる自信のない子は、あらかじめ量を減らすことが可能。先生も「ひと口は食べてみよう」と声掛けはしますが、無理強いはしない方針のようです。

 

実際に小学生の子どもを持つお母さんからは、「担任の先生の方針も大きく影響してくる。周りの話を聞くと、若い先生のクラスではあまり厳しくないみたい」「うちの子のクラスは、“お減らし”が認められてます。おかげで給食が嫌とは言わないので安心」「息子が本当に小食だから心配だったけど、学校全体で完食指導はしない方針のようす」などの声が上がっていました。

 

学校毎に指導方針を決められるなら、事前に保護者と相談するのもいいかもしれませんね。

 

文/河井奈津