Q:福笑いはパパやママの顔で作って遊んでいい?
福笑いは目隠しをして、輪郭を書いた紙の上に目・鼻・口・耳などのパーツを置いて顔を完成させ、出来上がった顔を笑って楽しむゲームです。明治時代からお正月の遊びとして定着しています。お多福やおかめなどの絵が有名ですが、「笑う門には福来たる」と縁起がいいことから、お正月にふさわしい遊びとなりました。
「面白い顔を作って笑わせた人が勝ち」「より正確な顔を作った人が勝ち」などと家族のルールで楽しんでもOKです。家族の似顔絵で福笑いを作って遊ぶのもおすすめです。「ママの顔を美人に作った人が勝ち!」なんてルール、いかがでしょう?
Q:すごろくは嫁入り道具だった?
すごろく(双六)は、「盤双六」と「絵双六」があります。 盤双六は、将棋盤のような双六盤でサイコロに従って多数の駒を動かすゲームで、1対1で対戦します。日本書紀に記載されているほど歴史は古く、江戸時代には嫁入り道具にもなっていましたが、現在ではほとんど姿を消してしまいました…。
絵双六は、いわゆる現代でも親しまれているすごろくのことで、サイコロを振って出た目の数だけ進むシンプルなルールのもと、何人でも参加できるものです。ルーツは「浄土双六」で、これは極楽浄土への道筋をあらわしたものでした。
江戸時代には東海道五十三次を進む「道中双六」や「出世双六」などが人気となり、お正月などに親しまれるようになったといわれています。
すごろくの勝敗は運次第。新年の運試しにもなり、お正月の家族団欒にはぴったりの遊びです。