毎日の料理にかかる時間を少しでも短くしたい。そのためには、下ごしらえにかける時間を短縮したいですよね。料理が上手い人は段取りを考えるのも得意ですが、すぐに料理の腕を上達させるのは難しいものです。 そこで注目したいのが、「ハンドブレンダー」の存在です。ハンドブレンダーはさまざまなメーカーから出ていますが、シェアNo.1はブラウンなのだそう。そこで、今回はブラウンのハンドブレンダーの最上位モデル「マルチクイック9 ハンドブレンダー MQ 9075X 」を実際に使ってみました。
マルチクイック9は片手でラクラク扱える操作性が強み
「マルチクイック9 ハンドブレンダー MQ 9075X」は、ブラウンのハンドブレンダシリーズのなかでもっともパワフルなモデル。世界3大デザイン賞の一つであるiFデザイン賞など、デザイン面でも評価されています。 ブラウンのハンドブレンダーといえば、ベル型シャフトに鋭い2枚刃を備えているのが特徴。マルチクイック9も同様で、刃の回転数は1万2800回/分となっています。 さらに、ブラウンならではの持ち手部分のボタンを握る強さで刃の回転速度を調整できる「スマートスピードテクノロジー」を搭載しており、手が小さい女性でもコントロールしやすいのだとか。
スイッチ解除ボタンを押し、パイロットランプが点灯している間にスマートスピードスイッチを押す。
私は比較的手は大きいほうですが、ほかのメーカーでありがちな”速度をあらかじめ選んだ状態で電源ボタンを押す”という操作性には使いにくさを感じていたので、マルチクイック9は片手で扱える点に魅力を感じました。 500Wのモーターにより専用カップいっぱいのきのこがとにかく一瞬でペースト状になり、これなら普段の食事作りはもちろん、離乳食を作るママにもいいですね。
また、使用後の手入れがしやすいのも気に入ったポイントのひとつ。専用カップに水と中性洗剤を入れたら、あとはブレンダーをセットしてスイッチを入れるだけ。ハンドブレンダーなどの調理器具は使った後の手入れが面倒に感じていたので、これだけ手軽に洗えるなら毎日使いたくなります。
ちょっとしたソース作りにとにかく便利
続いて作ってみたのが大葉のジェノベーゼ。ジェノベーゼといえばバジルで作るのが一般的ですが、大葉で作っても爽やかなソースに仕上がります。
スイッチを押して約10秒で、ここまできれいなソース状になるとは驚きです。今回、材料にくるみを加えたのですが、きちんと粉砕されており、程よい食感だけが残っています。これは「アクティブブレードテクノロジー」を搭載しているからこそなせるワザ。 シャフトが上下に伸縮することで、固い食材もあっという間に撹拌できるんです。
ジェノベーゼはパスタソースはもちろん、白身魚のソテーにかけたり、サラダのドレッシングにしたりと使い道が豊富。こういった下ごしらえが一瞬で終わるので、週末に作り置きをする人にとってもマルチクイック9は役立ちそうです。
面倒なにんじんのせん切りが一瞬で完成
作りおきの定番といえば、キャロットラペ。私も常備菜として作ることが多いのですが、にんじんをせん切りするのが面倒に感じていました。そんなせん切りも簡単にできてしまうのがマルチクイック9のすごいところ。
せん切りツールは太いものと細いものの2種類が用意されているので、料理の用途や食事に合わせて選べます。あらかじめ4分の1程度にカットする手間は必要ですが、1本の人参をせん切りにするのに1分もかからないことには驚かされました。 今回はかくはんとせん切りの機能を試しましたが、みじん切りやスライス、泡立て、生地を混ぜたりこねたりといった作業にも使えます。
マルチクイック 9 ハンドブレンダー MQ 9075Xの実売価格は2万5000円前後。毎日の食事作りを時短できると考えれば、一家に一台持っていて損はない調理家電だといえるでしょう。
マルチクイック 9 ハンドブレンダー MQ 9075X 刃の材質:ステンレス 回転数:1万2800回 コード長:1.2m
ブラウン https://www2.braunhousehold.com/ja-jp
文/今西絢美 撮影/篠田麦也