「拘束時間が長すぎる…」という顧問の本音
部活を巡っては、“教師の働き方”に関しても問題があるよう。実際に部活の顧問を行う教師からは「教員の半分ぐらいは部活の顧問はやりたくないと思っているが、やりたくないとは言いにくい」「土日も含めて拘束時間が長すぎる…」などの本音が聞かれました。
現役で顧問をしている先生の意見では、“部活を過熱させる原因”は以下の3点。
1. 授業ではあまり評価されないが、部活をやっていると“良い先生”と思われる。
2. 子どもに「試合をしたい」と言われると、拘束時間は増えるが断れない。
3. 長時間の部活を望む保護者もいる。「前の顧問はやってくれたのに」と言われる。
様々な理由から、やむなく顧問を請け負っている教師は少なくありません。ネット上にも「うちのバスケ部の顧問、バスケ未経験者だからかわいそう」「顧問の先生見てると、平日は遅いし土日も試合。絶対休めていないはず」といった声が続出。
このような実態を受け、尾木ママこと教育評論家・尾木直樹さんは「学校とは本来どういう役割なのか。もう一度問い直すことが重要」とコメントしています。