青春時代、“部活動”に精を出した人は多いですよね。今でも全国の90%近くの中学生が部活動を行っていて、時には夏の熱中症や顧問の体罰が問題になることも。現代の部活を取り巻く状況について、詳しく見ていきましょう。

 

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“部活に精を出す子ども”に対する親のホンネとは?


11月10日に放送された『ウワサの保護者会』(NHK)では、学校生活における「部活」を特集。“部活動事情”に詳しい名古屋大学准教授・内田良先生が、現在の部活動における問題点を詳しく解説してくれました。

 

まず保護者側の視点では、“子どもが勉強以外の物事に努力する姿”は嬉しいと感じている様子。実際に部活動に所属する子どもの保護者からは、「1週間に5日くらいは部活の練習をして、自分自身の成長を感じてほしい」「勉強以外にも大切なことはたくさんある。部活を通して学ぶことに期待したい」という声が上がっています。しかし一方で「練習時間が長いため、子どもが疲れてないか心配になる」「部活で顧問から激怒されている姿を見ると、複雑な気持ち…」「『たまには部活を休んだら?』と娘に伝えても、『休まない!』の一点張りで不安」という意見も。

 

内田先生によると、現在全国的にも練習時間・練習日数・大会の数が増えているそう。また「部活動の活動時間の決まり」は定められておらず、「隣の学校もやっているからウチもがんばる」と過熱状態になっています。