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40代の子育て世代は、いつだって子どものことで必死。自分のケアはつい後回しになってしまうものです。ただ、女性の身体は年齢とともに変化し、50歳ごろに閉経を迎えます。40代で更年期症状が出てくる人も多く、顔のほてり、動悸、イライラなどに悩まされるようになります。 4050代からの不調を少しでも軽くするには、30代からの早めのケアが大切。その基本となるのが、「体温を上げて、冷えを解消すること」です。
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冷え対策の第一人者である川嶋 朗先生によると、 「女性は妊娠中は、湯たんぽのように温かい赤ちゃんがおなかにいるため、身体が冷えません。でも、産後はたちまち冷えやすくなり、そのため3040代で、冷えに悩む女性も多く見られます。多忙な子育て生活で、自分のケアを十分にできないのも一因でしょう。 ただ、“冷えるのはしかたない”と放置してはダメ。体が冷えてつらいのは、血液循環が悪く、同時に自律神経のバランスも乱れている証拠です。頭痛、肩こり、腰痛、PMS(月経前症候群)などの不調はもちろん、免疫力が低下し、あらゆる病気にかかりやすくなります。 平熱が35度台の人は、いまの状態をあたりまえと思わず、体温を1度上げることを目標にしましょう」