仕事や子育て、夫婦ゲンカなどで訪れる“謝罪”のシーン。早く元の関係に戻りたいとは思いつつ、謝罪の仕方が悪いと相手をさらに怒らせてしまいますよね。改めて“正しい謝罪の方法”をプロに学んでいきましょう。

 

謝罪にはシナリオがいる!?


11月5日放送の『あさイチ』(NHK)では、“謝罪”について特集。吉本興業時代に数々の謝罪会見を取り仕切ってきた“謝罪マスター”の竹中功さんに、「謝罪の極意」をレクチャーしてもらいました。竹中さんによると、謝罪の時に押さえたいポイントは以下の3点。

 

1. 「謝罪は相手の話を聞く場所である」という心がまえ

 

2. 「謝罪にはシナリオがある」(挨拶→経緯→今の気持ち→謝罪→改善点)

 

 

3. 「謝罪時には(真剣度を伝えるため)目・口・頭・手・体の5点に意識を集中させる」

 

 

つい一方的に気持ちを喋ってしまいがちですが、竹中さんは「謝罪には“相手と改善点について合意する”というゴールがあり、『謝罪のシナリオ』がいる」と説明します。ただしシナリオは“台本通り”という意味ではなく、挨拶のあと「誰が誰に何を謝っているか」の理解を示した上で“プレゼンテーションをする意識”が必要とのこと。

 

また相手と向かい合った時の印象は「0.1秒」で決まるそうで、博多華丸さんも「玄関開けた時から決まりますね…」と驚きのようす。印象を悪くしないように、上述の「5点に意識を集中させる」ことが大切です。