働くママがめずらしくない時代になったとはいえ、 まだまだしがらみが多く、「本当はこうありたい」という 気持ちをガマンしていませんか?  でも、ワーママだってもっと欲ばりに生きていいんです!  "自分らしい"ワーママ像を実現するためのヒントを、 キャリアコンサルタントの岩橋さんに教えてもらいました。

 


教えてくれたのは


岩橋ひかりさん

 

キャリアコンサルタント。 第2子出産後に銀行を退 職し、株式会社MYコン パスを設立。独自メソッ ドで自分らしくキャリア を歩みたい女性を支援。 オンライン講座が好評。

 


イライラの原因は 実は、自分の心にあります

 

 

家事・育児と仕事を両立する大 変さをわかってもらえず、イライ ラ…。その原因は〝〜しなければ〟 という自分の思いこみかも! 「現代は情報が多く、世間一般の 意見に流されて〝自分は本当はど うしたいのか〟が置き去りにされ がち。そんな状態でいくら目標を 掲げて行動しても、心と体がずれ てつらくなります」と岩橋さん。 またワーママはふえているとは いえ、まだまだマイノリティ。 周囲が変化しないなか、自分は 出産で大きく生活が変化するので 他人の言動が気になって、報われ ないと思ってしまいがち。 「相手はそんなつもりがない場合 がほとんど。自分の見方しだいと 考えればイライラは減ります」

 

 

 

 

STEP1:自分のなかの "思いこみ"を取り払う

 

 

 

無意識にある〝思いこみ〞でイライラが発生している場合が。 たとえば「夫は飲み会に行き放題なのに」ということが不満な ら「母親はガマンすべき」という思いこみが背景にある。理想 像に近づくために思いこみを取り払うことから始めよう。

 


①朝~夜まで一日の 行動を洗い出す

 

 

毎日無意識でこなしていたり「自分がやるべき」と思いこん でしている行動も多い。まずは毎日自分がどんな行動をして いるか棚おろしして、イライラするポイントを見つけよう。


②やりたいことorやりたく ないことに分類する

 

 

たとえば朝食作り。自分が作りたいから作っているのか、本 当は作りたくないのに作らなくてはならないものだから作っ ているのかを分類して。自分のモヤモヤを客観視すること。

③コントロールできることか 否かを分類する

 

 

「夫が家事をしない」なら分担を頼めばいいが「同僚の仕事 が遅い」は、自分の行動だけでは変えられないので、くどく ど考えてもムダ。わりきると自分がやるべきことが見える。