見てないといなくなっちゃうよ！（亜弓さん/36歳/保育士）
娘が2歳半～3歳にかけての頃が、スーパーに連れて行くのがもっとも苦痛でした。手をつなげばぶらさがる。カートに座らせると降りたがる、でも降ろすと今度は抱っこをせがむ。手を放したとたんに走り回り、気づけば果物や肉をつついているので、何度予定にないものを買うハメになったか。「悪い人に連れて行かれちゃうよ」と叱っても、てんで効果ナシ。
そこで私がやったのは、ママが隠れる「かくれんぼ」でした。娘がよそ見しながらふらふらし出したすきに、気づかれないように近くの棚の陰にさっと隠れるのです。すると娘は、私がいないことに気づいてキョロキョロ…そこで「ここだよ〜」と出ていくと、笑いながらそばに寄ってきます。 娘にしてみれば、「誰かに連れて行かれる」ことは分からなくても、「目を離すとママがいなくなる」ことは理解できたのでしょう。それ以降、スーパーでは「目を離すと隠れようとするママVSそれを見張る娘」の対決でよそ見させず、娘が走り回ることもなくなりました。
