始まりはどうあれ、不倫は不倫…最後には、背筋も凍る「修羅場」を迎えて幕を閉じることも多いものです。その中でも「言い逃れもできない決定的瞬間」を体験して、深く反省した方も多いですね。今回は、本当にあった恐怖の修羅場エピソードをご紹介します。
不倫現場に娘を抱いた旦那の姿が…(美幸さん/34歳/パート)
私は学生時代から、「手帳」にスケジュールや日記をつける習慣がありました。でも、私の不倫がバレてしまうきっかけになったのも、この手帳だったんです。簡単な日記などを書くこともあり、不倫相手との思い出をついその手帳に残してしまうこともありました。 その日も旦那に嘘をつき、「友だちとご飯を食べてくる」と言って家を出たんです。そのとき、「手帳」を忘れていることには、全く気づいていなかったんです…でもそこには、今日不倫相手と会うことや、予約したお店の名前まで書いてあります。 大事な忘れ物には全く気付かないまま、不倫相手と夕食を楽しみ手をつないで店を出たとき、幼い娘を抱っこした旦那の姿が…。無言で私たちに近づいてきた旦那は、私に向かって「忘れてたから」と手帳を差し出します。そして「この人が相手の人?」と彼を見ながら顔色ひとつ変えず聞いてきました。 一気に青ざめた不倫相手は、土下座しながら「申し訳ありません」と謝罪。しかし、旦那は冷たい目で不倫相手を一瞥したあと、私たちに背を向けて「帰っておいで」と言い残し去っていきました。 「どう謝ろう…」そんなことばかり考えながら、重い足を引きずりながら家に帰った私に向かって、「どっちと別れるの?」と冷静に聞いてくる旦那。その後ろでは娘の顔が視界に入り…「ごめんなさい、あなたと一緒にいたい」と言いながら泣き崩れてしまいました。激しく怒鳴られるより、軽蔑したように冷たくされる方が悲しいです。深く反省しました。
旦那の前で不倫相手の子どもを…(直美さん/33歳/会社員)
同じプロジェクトを任された1歳年下の同僚とは、職場ではいつも一緒。旦那の帰りが早いときは子どもを任せ、彼と食事に行って数時間に渡り仕事の議論をすることもありました。そんなある日、彼が突然「既婚者なのはわかってますが、俺、先輩のことが好きです」と言ってきたことがきっかけで、不倫関係が始まりました。 私たちの関係は旦那にバレることなく、順調に進んでいました…でも、悪いことは長くは続かないものです。しばらくして、あまりにも体調が悪かったので、仕事を休んで旦那と一緒に病院へ行ったんです。 ひと通り診察を終えたあとに、優しく微笑む医師から「おめでたですね」と、衝撃的な言葉を告げられました。だって、旦那とはもう数年にわたるセックスレス…お腹にいるのは間違いなく不倫相手の子どもです。 帰りの車中は、もう地獄でした。なにも言わない私に向かって、旦那が冷静な口調で「誰の子だ?」と聞いてきましたが…旦那への申し訳なさと自分の不甲斐なさに、涙を流して謝ることしかできませんでした。その後、お腹の子どもは中絶し、同僚との不倫関係も解消しましたが、夫婦関係は戻らずとげとげしいままです。
あなたおかえりともだちがきてるの(加奈子さん/31歳/事務員)
サービス業の旦那は休日も出勤していて、子どもも保育園に行っている「土曜日」に不倫相手と会っていました。相手は学生時代の元カレ。数年前の同窓会で再開し、旦那への不満がたまっていた私は、そのまま彼と関係を持ってしまったのです。 最初はホテルなどで逢瀬を楽しんでいたのですが、クセになる背徳感からか、日頃のストレスからか…関係は徐々にエスカレート。最終的には旦那の仕事中、「土曜日」に彼を自宅に呼んで不倫をするようになったんです。 そんなある日、旦那が仕事を早退し帰ってきてしまったんです。「体調が悪い」と私の携帯に連絡したようなのですが、マナーモードにしていたので気がつかないまま…私と不倫相手はベッドの中でした。 急に開いたドアの先に、旦那の姿を見たときの気持ちは、一生忘れないと思います。呆然と立ちすくむ旦那になにか声をかけないといけないと悟った私は、「あなたおかえり」と言ったあと、「いまねともだちがきてるの」と、早口で訳の分からないことを口走っていました。 当然、不倫相手は旦那に殴られ、私は茫然と見ているだけでした。結局、旦那は私のことを許してくれましたが、失った信頼を取り戻すのは本当に難しい。深く反省し、いまはなんとか、家族関係を回復させようとがんばっている最中です。
妻の不倫に対する旦那の対応はさまざま
「不倫をしているけど、1番は旦那と子ども」そんな気持ちで不倫を続けている奥さまも多いようです。しかし、最初は息抜きやストレス解消くらいにしか思ってなかった場合でも、どんどん不貞行為がエスカレートしていくケースがほとんど。大切な人を傷つけて失う前に、自分を振り返ることも必要なようです。