毎年この時期になると“1年経つのは早いな”と感じてしまうもの。平成も終わりに近づき、大きな節目の雰囲気が漂います。今年、あわただしい状況となっているのが“カレンダー・手帳業界”。来年の“元号変更”に当たり対応に追われているようです。

 

来年の祝日が確定するのは12月以降


現在決まっているのは、「天皇陛下は4月30日に退位される」「皇太子様は5月1日に新天皇に即位される」「10月22日に新天皇が国の内外に即位を宣言する“即位礼正殿の儀”が行われる」という3点。これを受け、政府は“5月1日と10月22日を祝日とする法案”を臨時国会で提出する予定です。

 

法案が成立すれば来年の全ての祝日が確定。しかし臨時国会の会期末は12月10日のため、カレンダーや手帳の製造には間に合いません。そのため“5月1日・10月22日”をどのように記載するか、業界各社は様々な対応を検討することに。

 

「全国カレンダー出版協同組合連合会」は今年4月に“お知らせ”を発表し、2019年の祝日を以下の通りに表記すると決定しました。

 

・日付の色はいずれも黒

 

・4月30日、5月1日、10月22日、12月23日の該当行事名は祝日色(朱色など)

 

 

・4月30日、5月1日、10月22日の該当行事名の前には祝日色の日の丸を入れる

 

 

同連合会の旗振りで“業界全体の足並みを揃える”という狙いがあります。