飲む前にワインを“まわす”ことでまろやかに

1000yen-wine201812-4

空気に触れさせることでワインがおいしく


ワインを飲む前にグラスをまわしているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。これは「スワリング」といって、ワインに空気を触れさせることで味や香りを引き立て、まろやかでおいしい味わいになるのだとか。 「まわすときは写真のように傾けると、味が全体に行き渡ってまろやかになります。このとき反時計周りにゆっくりまわすようにすると、相手にワインが間違ってかかることもありませんよ。ちょっとしたマナーですね」

 

グラスでも味が変わる


ワイングラスには、さまざまな種類があります。同じワインでも、グラスを変えただけでその味わいは違うワインかのように変わってきます。 「ワイングラスを傾けたときに、舌にある味覚を感じる部分のどこに、どれくらいの量や速さでワインが入ってくるか、によってそれぞれおすすめのグラスがあります。とはいえ、初心者のかたでそこまでこだわるのは、なかなか難しいもの。店頭ではワイングラスも販売しているので、気になる銘柄に合うワイングラスについては、スタッフにお問い合わせくださいね」

一言でワインといっても、その味や楽しみ方はそれぞれ。ワインをあまり飲まないいう人も、いろいろな銘柄やアレンジにトライしてみてはいかがでしょうか。

 

エノテカ


国内外で直営70店舗以上を手がけるワイン専門商社。産地から直接ワインを買い付け、日本へ輸入。自社のワインショップでの小売やネット通販『エノテカ・オンライン』のほか、卸売も手がける。

取材・文/松崎愛香 撮影/斉藤純平  取材協力/ワインショップエノテカ 広尾本店