クレクレママと「ど天然ママ」の奇跡のコラボ(裕子さん/28/パート)

 

同じ保育園に、「極度のクレクレママ」と「極度の天然ママ」がいます。前者は人のものをなんでも欲しがる卑屈キャラで、周りから嫌われています(もちろん私も大っ嫌い)。一方、後者はいつもほがらか、なんでも素直に口に出してしまう、ちょっとおバカだけど憎めないキャラ。周りにはいつも人が集まり、笑い声があふれています。こんな対照的な2人がママ友の集まりで隣同士の席になったとき、思いもよらない「奇跡のエピソード」が生まれたんです。 その日、クレクレママのターゲットとなったのは、隣に座る「天然ママ」でした。彼女がかけていたサングラスを見て、「それ、いらなくなったらちょうだい!」といつものようにおねだり。すると天然ママは、あっけらかんとした「なんで?」と聞き返したんです。

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「欲しいからに決まってるじゃない!」と語尾を強めるクレクレママに対し、「私はいつもいらなくなったらメルカリで売ってるから、あなたにタダであげるなんて無理」と。さらに天然ママは続けます。「それにあなたは顔がデカいから、このサングラスは似合わないわよ」。 奔放なキャラクターのみに許されたこのセリフに、周りのママたちは笑いを押し殺すのに必死。これがとどめとなり、クレクレママはすっかりおとなしくなりました。その後、天然ママの人気がさらに高まったことは、言うまでもありません(笑)。