学生時代、先生が突然行う“抜き打ち検査”にはドキドキしたものですよね。多くは“持ち物”に関するもので、過去にはマンガやケータイを没収された人もいるのでは? 実は最近、耳を疑うような抜き打ち検査をする学校があるようで…。

 

抜き打ちのリスカ検査ってなに!?


あるお母さんは、子どもから「今日学校で抜き打ちのリスカ検査があった」と聞いて驚きを隠せません。リスカは“リストカット”の略で、傷の深さによっては命を落とす危険性もある自傷行為。ニュースやドラマの世界だけかと思いきや、残念ながらリスカをする若年層は増加傾向に。学校としては抜き打ち検査で先手を打つ狙いがあったようです。

 

学校関係者の言い分によると、最近はSNSなどネット上での交友関係に悩む学生は多いとのこと。また子どもからのSOSをキャッチできる可能性もあり、保護者の中にも実施を支持する声が聞かれます。

 

一方で「学校の先生は医療従事者ではないはず。そもそも他人の身体をチェックできるの?」「リスカ検査するって、学校教員の方々は技術にずいぶん自信があるようで」と、検査そのものの有効性を疑う声も。リスカという“心と身体の両面が関係する問題”への対応は、一筋縄ではいかないのかもしれません。