「美由紀さんのランチが怖い」(美由紀さん/31歳/弁護士)
弁護士同士で結婚した私たち夫婦。周りのママ友にくらべれば確かに世帯収入は多いし、暮らしはよい方だと思っています。でも、私はそこまで気にしていませんでした。選んだ職業がたまたま弁護士だっただけです。 しかし、現実は違ったようで、私にはまったく仲のいいママ友ができませんでした。私に問題があるのか、私の職業に原因があるのか、その当時の私にはわからず、とても悩んでいたんです。 ある日、やっとひとりの保育園のママ友ができました。職場が近いこともあり週に数回ランチして、子育ての悩みや旦那のグチなどなんでも話せるよい友達だったのですが…ある日、思いもよらない言葉を投げかけられてしまったんです…「美由紀さんの『ランチに行こう』が怖い」と。
話を聞くと、私とのランチ代が月に3万円弱の出費になり、旦那さんに怒られたとのこと。確かに毎回のランチ代は2千円くらい、でも私にはそれが「高い」という認識がまったくなかったんです。いままでのママ友たちにも同じようにしてきた私…きっとそれが理由で友達が離れて行ったんだと反省しました。 それからはお互いお弁当を持参して、公園でランチをするようにしています。