「社員がいい雰囲気で働いている」を重視する人は多い!


続いて「勤務先を選ぶ基準で大切にしていること」を調査。ビジネスパーソンも内定者も順位は違うものの、「社員がいい雰囲気で働いている」(ビジネスパーソン:43.2%、内定者:40.5%)や「やりがいのある仕事ができる」(ビジネスパーソン:37.8%、内定者:49.5%)と回答した人が多い結果になりました。

 

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最後に「勤務先の環境に望むもの」について質問したところ、両者とも圧倒的に「有給休暇の取りやすさ」(ビジネスパーソン:61.6%、内定者:68.5%)が1位を獲得。またどちらもトップ3内へ「フレックスタイム制度などの柔軟な勤務体系」がランクインする結果に。

 

一方ビジネスパーソンから「多様な働き方を受け入れる文化」という回答が多く集まったのに対し、内定者からは「インフラ面の充実」との回答が多くなりました。この結果は、“制度があっても文化による弊害を感じるビジネスパーソン”と“インフラさえ整っていればどこでも働けると考える内定者”との間にギャップがあるのかもしれません。

 

また“性別による違い”に着目すると、女性ビジネスパーソンは38.0%が「子育て・介護中にも働き続けられる制度」と回答。しかし男性の回答は18.8%で、2倍以上もギャップがあることが判明しました。この傾向は内定者でも同様で、内定女性が24.6%に対して男性は10.9%。性別役割分担の考えが、年代問わず根強く残ることがわかっています。

 

■「ビジネスパーソンへの理想の上司などに関する調査」概要


調査対象:20歳から69歳までの一般企業に勤務する人(正社員・契約社員)および公務員・団体職員


調査エリア:日本全国


サンプル数:1800名


調査期間:2018年8月10日~8月12日


調査方法:インターネットによるWebアンケート形式

 

■「内定者への理想の上司などに関する調査」概要


調査対象:20歳から29歳までの2019年新卒入社内定者


調査エリア:日本全国


サンプル数:100名


調査期間:2018年9月13日~9月17日


調査方法:インターネットによるWebアンケート形式

 

文/原田美咲