秋の夜長に、ハロウィンアイテムの手作りはいかが?

最近は“ハロウィン=仮装イベント”といったイメージが強くなってきた日本のハロウィン。本来は悪霊や魔女から身を守る(カモフラージュする)ためにお化けや魔女の仮装をしたものが、いつの間にかコスプレイベントと化してしまった印象ですね…。 でも中には「仮装は自分には恥ずかしい…」というお子さんもいらっしゃるかもしれません。また、未就学児以下のお子さんだと「ハロウィンはゾンビや骸骨に仮装した人達がいるから怖い!」と仮装した方達を怖がってしまうことも。 そこで、今回は私が実践してきた“親子で手作りして、気軽におうちで楽しむ” ハロウィンのアイデアを一部ご紹介したいと思います。(我が家は子供に仮装もさせたりイベントに出かけたりもしますが、自宅でハロウィンアイテムを親子で作るのも同じくらい好きです。) 忙しいワーママでも簡単に出来るハロウィンアイテム作りで、秋の夜長を親子で楽しんではいかがでしょう♪

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※写真:地元のハロウィンイベントの一場面。息子の衣装は2ヵ月かけてコツコツ手作りしました…。

 

超お手軽!ジャック・オ・ランタン

言わずと知れたハロウィンの風物詩「ジャック・オ・ランタン=かぼちゃランタン」ですが、本式のものを作るとなると時間も労力もかかります(体験済)。そんな訳で、手間暇かけずに出来る、カボチャに顔パーツのシールを貼るだけの超簡単ジャック・オ・ランタンを作って楽しむのはいかがでしょうか? 最近は、お店によりますが、鑑賞用かぼちゃを購入するとサービスでシールを付けてくれる店舗もありますし、なければ市販の顔シールや家庭用のプリンター等で顔シールを自作する方法もあります。ただ貼るだけではつまらない!という方は“福笑い”形式で、目隠しをしてシールをかぼちゃに貼るゲーム要素を入れても面白いです。 ポイントとしては、表面がつるっとした小さめのかぼちゃを使うこと。シールを貼りやすいし、剥がれにくいです。 ちなみに、本物のかぼちゃを彫って作るジャック・オ・ランタンは、湿度の高い日本だとカビの発生&腐敗が比較的早いので、個人的にはあまりお勧めできません。(過去の体験では、作成後五日目のジャック・オ・ランタンはカビと腐敗で結構グロテスクな物体に…。リアルカボチャのランタンとは早めにサヨナラするのが良策の様です。)

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※写真:息子が3歳の時にシールを貼って作った“ジャック・オ・ランタン”達

 

アイロンビーズでハロウィンオーナメント作り

私が結構ハマったのが “アイロンビーズ”のオーナメント作りです。 アイロンビーズは、アイロン加熱によりビーズ同士がくっついて造形が出来る素材ですが、ビーズを専用のプレートに並べてドット絵の様に形を作り、アイロンペーパーを介してビーズをアイロンで加熱すると、様々な形のオーナメントを簡単に作る事が出来ます。(もっとも、我が家では子供はビーズをプレートに並べる所までの作業で、その後のアイロン加工は親の役目になります…)ビーズを並べるプレートを透明のものにすれば、図案をプレートの下に置いて、その図案通りにビーズを並べられるので、簡単にオーナメントが作れます。 アイロンビーズは国内外のメーカーで様々な名称のものを製造・販売していますが、我が家では“ハマビーズ”という名称の商品を利用しました。メーカーサイトや販売店で図案も入手できるので、ハロウィンらしいモチーフの図案を数種類使い、親子でハロウィンオーナメントを沢山作ってみました。 ハマビーズの中には蓄光タイプのものもあり、このタイプのビーズを使うと暗くなると発光し、かなりハロウィンムードが出ます。出来上がったオーナメントは、壁に飾ったり、モビールみたいに飾ったりして楽しんでいます。お友達と自宅でハロウィンパーティーをした時には、プチギフトのギフトタグとしても利用しました。 アイロンビーズは、ビーズ誤飲の危険性が低くなる、小学生以上のお子様にお勧めです♪

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※写真:「ハマビーズ製の手作りハロウィンオーナメント」、「オーナメントで作ったモビール」

 

オリジナルバッグで日常生活にハロウィン気分をプラス!

習い事や地域のイベント等で、お子さんがトリック・オア・トリート(子供達が仮装して『トリック・オア・トリート?』という掛け声をかけ、大人達からお菓子をもらうイベント)に参加する機会もあるかもしれません。私の居住地域ではお菓子の入れ物として、カボチャ型のバッグやバケツを持っている子供が圧倒的に多いです。しかし、これだと本当に利用用途が限られるのと、意外と人ごみの中ではかさばって、持ち運びに苦労するのですよね…。 以前は息子も丸い折り畳み式のカボチャバッグを使っていましたが、やはり使い勝手がいまいちで(笑)、いっそ日常生活でもフル活用できるようにと、ハロウィン仕様のレッスンバッグを作成してみました。 私はバッグから手作りしましたが、市販品のエコバッグ等に布用染料で型染めすると、オリジナリティあふれるハロウィンイメージのバッグが比較的簡単に作れます。 私は、大好きな東急ハンズのハロウィンショッパー(紙袋)の柄をコピーして、ステンシルシートにコピーの下絵を転写して切り抜いた型を使い、布用染料を使って図案を染めたガイコツバッグを作成しました。染める過程を子供と一緒に楽しめますし、やはり子供好みのデザインのマイバッグは喜んで使ってもらえます。 レッスンバッグなら、普段使いしながらさりげなくハロウィン気分を味わえますし、トリック・オア・トリートのイベントに利用しても、お菓子がたっぷり入って良い感じです。 是非、親子でオリジナルのハロウィンイメージのバッグを作って、さりげなく日常生活にハロウィンムードをプラスしてみて下さい♪収納もかさばりません。

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※写真:骸骨の手のデザインをステンシル染色で模写した息子のレッスンバッグ

 

グロテスクなモチーフはフワモコ素材で可愛く作る!

ハロウィンを彩るモチーフ“骸骨”、“蜘蛛”等は、リアルだとやっぱり子供は怖がりますよね。我が家の息子も蜘蛛が苦手なので、蜘蛛モチーフには近寄りませんでした(笑)。 ならば“カワイイ”オリジナルの蜘蛛を作ろう!とモールを使って蜘蛛を試作したところ、「フワフワのタランチュラだ!可愛い!」と息子は頭や肩にのせて大喜びしてくれました。 モール製の蜘蛛は、雪だるまの形に黒色モールをぐるぐる巻いて形を作り、くびれの部分に4本のモールを放射線状になるようにねじって巻きつけて、足らしく見えるよう適度な角度に追って、バランスよい長さにモールを切り揃えればOK!

ラインストーンやスパンコール等、お好みの素材で目を付ければ、フワモコ蜘蛛の完成です。本当に短時間で簡単に作れますよ♪蜘蛛に個性を出すのであれば、お腹の部分をツートンカラーにしたり、目を色付きラインストーンでキラキラさせたりすると面白いです。 また、蜘蛛の巣もモールで簡単に作れます。こっちは4本の細めのモールを放射状になるようにねじって成形して、この放射線状のモールの周りに蜘蛛の巣っぽくなるように適当にモールを絡ませていけば出来上がります。色は銀色(ラメ入り)か白色が良いかと思います。 素材次第でグロテスクなモチーフもかなり可愛くなりますので、お子様がハロウィンモチーフを怖がるようであれば、モコモコ・フワフワ素材でオリジナルモチーフを作ってみて下さい。 それでは、皆様が今年のハロウィンを親子でたっぷり楽しめますように♪

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※写真:モールで作った蜘蛛と蜘蛛の巣。胴体に極太タイプ、足に細めのモールを使うと作りやすいです。

 

CHANTOママライター/トヤマチエコ