雪印ビーンスターク株式会社が、子どもを2人以上出産した経験を持つ女性を対象に「つわり」に関する調査を実施。1人目および2人目の妊娠期間に経験した、つわりに関する実態が明らかになりました。
8割以上の妊婦さんがつわりを経験！
2人以上出産経験がある22歳～45歳の女性500人にアンケートを実施したところ、約8割の人がつわりを経験している実態が明らかに。1人目の妊娠中につわりを経験した人は 80.8％、2人目妊娠中は82.2％にまで上ることが判明しました。
続いて、「1人目と2人目でそれぞれつわりを経験した人」につわりの重さを調査。「とても重かった」「やや重かった」と回答した人は、1人目・2人目ともに6割を超えました。「とても重かった」は約2～3割。日常生活に支障が出ていると見受けられる人も多く、つわりで苦しんでいる様子が伺えます。
つわりにはビタミンB6と葉酸が有効！？
「つわりの辛かった症状」については、1人目・2人目ともに1位「吐き気」、2位「食べ物のにおい」、3位「嘔吐」という順位になりました。「食」に関連する症状が目立ち、充分に食事が摂れていない状況が浮き彫りに。ほかにも、全身の倦怠感や頭痛などの症状で悩んでいる人もいるようです。
1人目を妊娠中につわりを経験した人に「2人目の妊娠をためらったか？」と質問したところ、「ためらった」「少しためらった」と回答した人は約3割に。つわりは2人目の妊娠をためらう理由の1つになるほど、女性にとって大きな負担となっていることがわかりました。
産科・婦人科「マミーズクリニックちとせ」院長の島田茂樹先生によると、つわりにはビタミンB6と葉酸が有効だとか。島田先生は「当クリニックでもつわりがある方に、ビタミンB6を25mgと葉酸0.4mgを1日量として5日間、摂取していただき吐き気がどうなるかというテストを20名の方にさせてもらいました。その結果、70％の方で吐き気が改善、65％の方で食欲の改善がみられました」とコメントしています。
文／原田美咲
