夢の二世帯住宅。両親が近くにいればなにかと安心だし、相続税対策にも効果があるということで、検討されているご家庭も多くいます。でも、建てるときに少し間違えると、思わぬ形で嫁姑戦争に発展してしまうことも!? そこで今回は、そんな二世帯住宅に住むママたちの失敗談をピックアップ。みなさんの失敗から、二世帯住宅を建てるときの注意点を探っていきましょう。
仲が良いからと共同の生活にしたことで思わぬトラブルに(恵子さん / 29歳 / 事務員)
もともと姑と仲が良かったこともあり、わが家は費用削減も兼ね、寝室を除く生活空間をすべて共有にしたんです。リビングや台所、お風呂もすべて一緒。でもこれが、悲劇の始まりでした。 二世帯で住み始めて、しばらくたったときのこと。いつも片づけている場所にフライパンなどの調理器具が、なくなっていることに気づきました。よく見れば、食器や調味料まで位置が変わっています。この配置は、私が長年こだわってきたもの。変えられるととても厄介です。 そこで、姑に場所を勝手に変えないでほしいと話をすることに。すると姑が急に怒り出し、「あんな使い勝手の悪い配置では、料理なんてできないわよ! 自分のことしか考えていないのね!」と言われてしまったんです このほか、タオルのたたみ方や、トイレの芳香剤の種類にまで口を出されるようになりました。ときどき会うからうまくいっていた関係も、一緒に住むとなるとそれぞれの生活背景がぶつかって衝突。 少し費用はかさんでも、生活空間は分けるべきだと痛感しました。いまさらわかったところでなんですけどね…。