激務に耐え抜く労働者の光ともいえる「有給休暇」。最近では当たり前に取得できる企業が多く、2019年には有給の義務化も囁かれています。そんな労働者にとって嬉しいはずの有給ですが、中にはこんなお悩みに悶々とする人も…?

 

有給明けにお礼は言うべきなのか?


とある会社員は、「有給を使う時になぜ頭を下げなきゃいけないのか」と常々疑問に感じているといいます。自分が休んでいるときに他の人がフォローしてくれるならともかく、有給中の仕事は1ミリも進んでいないことがほとんど。結局、自分の仕事は休み明けに自分で片づけているため、“お礼は必要ないのでは?”と思っていたそうです。

 

ところが有給消化後に上司から、「休んだら部署の人にひとこと言うように」「あなたの仕事を分かる人がいなくて困った」とわざわざ指摘が。相談者は「困っただけで何か動くわけでもなく、そのまま仕事を机に置かれていただけ」「それでも私がすみませんでしたと謝らなければいけないのか」「正直、誰が休もうが私は困らないし、頭を下げてほしいとも思わない」と心の内を明かしました。

 

「皆さんはどう思いますか?」という問いかけに、ネット上では賛否両論が続出。相談者の意見に賛成の人たちからは、「何に対してのお礼なのかわからない」「有給は国から与えられている権利。会社からの厚意ではない」「お互いに同じ日数を休むのに、礼を言う必要はないでしょ」と共感を示す声が上がっています。

 

いっぽう反対派の意見には、「急な有給であればお礼は基本」「お礼とまでいかなくても、『今日からいつもどおり仕事頑張ります』くらいのことは言うべき」「相手が求めるなら言った方がいい」などの声が。中には、「お礼の言葉で人間関係がギスギスしないなら安いもの」「言って損するわけでもないし、とりあえずお礼言っとけば?」との意見も見られました。