働きながら、小さな子どもを育てる毎日。大きな喜びと幸せに包まれながらも、しんどいことは、山ほどあります。
“なかでも大変なこと、何ですか?”
こんな質問をされたなら、「送り迎え」と答えるママも多いはず。子どもを保育園に送り出し、急いで出社。仕事をしているとあっという間にお迎えの時間になり、保育園で子どもを引き取ってから、そのままスーパーへ夕食の買い出し…と、目の回るような一日なのです。
だからこそ子どもとの移動がラクになるだけで、私たち働くママの負担は大きく変わります。そこで購入を検討したいのが「セカンドベビーカー」の買い替えです。
セカンドベビーカーとは?
ベビーカーは、財団法人製品安全協会の定めによれば、「A形」「B形」の二つに区分されています。
「A形」は新生児期を過ぎた生後1か月から(もしくは首がすわった乳幼児期の生後4か月から)最長で48か月までの使用できるものです。安定感があり、操作がしやすい反面、小回りが利きにくく、収納にもスペースをとるなどのデメリットがあります。
一方の「B形」はおすわりできる時期の生後7か月から最長で48か月使用できるものです。リクライニングの角度が浅く、腰がすわるまでは使用できませんが、軽量でコンパクトなのが魅力です。
セカンドベビーカーとは、‟2台目のベビーカー”。出産当初に安定性を求め「A形」を使用していた方が、子どもが成長し軽量さを求め「B形」をはじめとする2台目のベビーカーに買い替える。そんな風潮が、最近は多く見られています。
セカンドベビーカーで働くママの暮らしは変わる
子どもは、どんどん成長しています。特に、保育園に預けるようになる1歳以降はつかまり立ちから、徐々に歩けるようになるため、親子の移動スタイルが変わっていくのも当然です。
その暮らしを支えてくれる、セカンドベーカーの4つのメリットをご紹介します。
\ セカンドベビーカーのある1日 /
メリット1|軽量でコンパクトなので、市街地でも扱いやすい
大きくなった子どもと、保育園に持っていく大量の荷物。その移動には、軽量でコンパクトなセカンドベビーカーが役に立ちます。小型で取り回ししやすく、公共交通機関を併用しているときでもたたんでサッと持ち運べるので階段やエスカレーターも利用しやすくなります。
メリット2|自転車とも併用して登園・通勤できる
最近のセカンドベビーカーには、折りたたむと自転車のかごにすっぽり収まるものも。駅の駐輪場までは自転車で行き、そこからベビーカーに切り替えるなど、自転車と併用した登園・通勤もできるようになる。電車移動をともなう場合も、このサイズなら周囲を気にしすぎる心配がありません。
マンションの階段はもちろん、「この階段が通れれば、遠回りせずにかえれるのに…」なんて場合も、軽量のセカンドベビーカーなら持ち運んで移動もしやすい。特に、歩けるようになった子どもは、段差がある場所などを行きたがるので、サッと抱えられるタイプはなにかと便利です。
メリット4|玄関にもコンパクトに収納できる
ベビーカーは玄関内に収納しないといけないという住まいのかたも少なくありません。ただでさえ、砂場の道具など、子どものアイテムが増えていく玄関。でも、コンパクトに畳めるセカンドベビーカーならすっきり片づいた空間が作れます。
便利なベビーカーとの出会いが、子どもとの移動にちょっとのゆとりをくれる。慌ただしい毎日のなかで、ママがふっと力をゆるめられる瞬間になります。次回は、セカンドベビーカーの選び方について、お伝えします。
【監修】遠藤まさ子さん
Allabout 子育てグッズガイド。2歳~12歳までの3児の母。初めてベビーカーを購入した際、統一したフォーマットでスペックをくらべられないことに愕然とし、試乗の鬼と化す。30台あまりを試して購入するも満足できず、結局5台も買い換え、併用する羽目に……。商品を調べるのは大好き。
【撮影協力】アカチャンホンポ http://www.akachan.jp
ポキットプラス https://akachan.omni7.jp/detail/268005700
ココロンコンパクト https://akachan.omni7.jp/detail/268005600
【取材・文】松崎愛香 【撮影】中垣美沙 【モデル】本山綾・岡瑛都(GPR)