不安を感じたあなたに・・・
仮面うつ病のセルフチェック
仮面うつ病の話を聞いて、「もしかしたら、私にも心あたりがある」と感じたワーキングママもいたかもしれません。そう思ったあなたは、ぜひ下記の項目に当てはまるかをセルフチェックしてみてください。病気は、早期発見がとても大切です。 まずは、自覚をし、適切な治療やサポートを受けることで、自分自身も楽になる可能性が高いですよ。
|身体的症状が2週間以上続いているか
仮面うつ病の特徴は、身体的につらい症状が出ているかどうかということです。症状にはさまざまなものがありますが、頭痛や肩こりの他に、便秘や下痢、食欲がない、動悸やめまいなどがあります。身体的に、「つらい」と感じる症状があるのなら、注意をしていた方が良いかもしれません。
また、これらの症状は疲れや忙しさから現れることもありますが、その場合は短期間で治まるといわれています。しかし、症状が2週間以上続くようなら、仮面うつ病をうたがってみることも大切です。
|内科などを受診するが異常がない
身体がきつい状態が続くと、何か異常があるのかもしれないと思い、内科を受診することがありますよね。ところが、ひととおりの検査を受けても、どこにも異常が見当たらないケースも多々存在します。安心して帰宅するのは良いのですが、それにもかかわらず症状が治まらないこともめずらしくないのです。
そのため、内科だけにとどまらず、胃腸科や外科などをまわってさまざまな検査をしても、異常がひとつも見つからないということも少なくありません。本人には確かにつらい症状が消えないのに、異常が見当たらないという場合は仮面うつ病の確率が高いと言えそうです。その場合は、心療内科や精神科を受診してみましょう。
|身体症状とともに気持ちの落ち込みを感じることがある
仮面うつ病は、身体症状が主になるとお伝えしましたが、ときには気持ちの落ち込みなどの精神的症状を感じることがあります。ただ、身体的症状の方がひどいため、つい見過ごしてしまうこともあるでしょう。そのため、小さなゆううつ感や不安感が現れたことがあるかという点にも、気を付けてみてください。
取材・文/久木田みすづ