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ワーキングママは、働くことや家事・子育てを頑張りながら過ごしていることでしょう。何事にも精力的に取り組む女性は、とても素敵ですよね。しかし、効率と正確さが求められる現代社会ですが、頑張りすぎることは必ずしも良いことだとは言えません。ときには自分のキャパシティを超えてしまい、心身ともに疲れ果ててしまうことも多いものです。ここでは、身体症状が主に現れる仮面うつ病の特徴とチェック法について、ご紹介します。

 

仮面うつ病とは…?

 

うつ病にもさまざまな種類がある

 

仮面うつ病の話をする前に、まずは基本的なうつ病について説明しましょう。うつ病とは、さまざまなストレスなどが原因で、脳内の神経伝達物質がバランスよく分泌されなくなることから、気分の落ち込みや不眠、やる気のなさなどが生じる疾患だといわれています。うつ病になると、上記のような症状が現れ、集中力やパフォーマンスが低下してしまうのです。

 

うつ病は、生涯で約15人に1人の割合で起こる病気のため、決してめずらしいものではありません。特に、仕事によるストレスでうつ病になる人も多く、2016年度より、一定数の社員を抱える企業は、社員にストレスチェックを実施する義務も定められました。

 

現在は、社会全体で、うつ病についての予防や対策、病気への理解が進められていますので、ぜひとも気を付けたい問題です。ところが、うつ病にも種類があり、精神的な症状があまり現れないために、自覚しづらいうつ病もあります。そのひとつに、「仮面うつ病」があります。もしものときに慌てないためにも、この仮面うつ病の特徴について、知っておきましょう。


 

頭痛や肩こり、めまいなどの身体的症状が生じる

 

仮面うつ病のややこしいところは、基本的なうつ病のように不安やゆううつ感などの精神的症状があまり現れないことです。しかし、頭痛や肩こりがひどかったり、めまいが生じたりという症状が全面に出ます。

 

仕事や家事で忙しいワーキングママは、このような症状におそわれても、「疲れているのかな」「最近、仕事が忙しかったせいだろう」とあまり気に留めず、自己完結してしまうことが多いのです。

 

 

更年期に似た症状が出る

 

仮面うつ病がすぐにわかりにくいのは、更年期の症状とも非常に似ていることが挙げられます。特に、体の火照りやのぼせ、冷えなどが現れることから、更年期の年齢に差し掛かっている方は、「更年期のせいかも。だけど、これはしょうがないから」と重要視しないこともあるでしょう。

 

更年期は他の病気と勘違いしやすいこともあるので、すぐに見分けることは難しいかもしれませんね。