大ヒットお菓子の歴史的ルーツ
古くから親しまれてきた商品は、何度かのマイナーチェンジを経て現代風にアップデートされていくもの。「ミルキー」も発売当初と比べてパッケージデザインなどは変化していますが、「ママの味」にこだわるポイントは創業時より変わっていません。
「不二家」の公式サイトによれば、初代社長・林右衛門さんが「ミルキー」の試作を始めたのは戦後間もない1949年ごろ。母親の愛情や母乳の懐かしさを感じるような味わいを生み出すために、試行錯誤を繰り返したそうです。1952年に「ミルキー」が全国で販売されるようになると、廉価で美味しい味わいに多くの子どもたちとお母さんが飛びつきました。
「ハッピーターン」が販売されたのは、「ミルキー」発売から少し後となる1976年のこと。当時はオイルショックの影響で日本中が不景気な状態だったため、「幸せ(ハッピー)がお客様に戻ってくる(ターン)ように」と願いを込めて「ハッピーターン」と名づけられています。
製造レシピや歴史的ルーツに想いを巡らせれば、お菓子がより美味しく感じられそうですね。