結婚生活を送るなかで、いつしか「夫に触れられるとゾッとする」ようになってしまった妻たち。〝生理的に無理〟というその感覚は、自分だけなのか、悪いことなのか、このまま続くのか…戸惑う妻たちに話を聞きました。

旦那の「口」が生理的にムリな理由がわかった(小夜子さん/26/産休中)

ウチの旦那はひと回り年上ですが、年齢より顔もファッション感覚も若く、とくにグルメなところが好きでした。結婚前はよく一緒に食べ歩きをして、「この人はスマートに食事をする人だなあ」と彼の箸使いの美しさに見惚れていたもので。 ところがいまは、その彼の「口」が大・大・大キライ! 生理的にダメというか、その口に食べ物を運ぶ動作も、咀嚼する音も、すする音も…なにもかもが嫌で仕方ないんです。

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なぜそんな気持ちになるのか、怖いもの見たさでジーッと観察してみました。すると、箸を寄せると同時にベロンと舌を出す…いわゆる「迎え舌」。そしてその舌の上に、咀嚼中のものが見えたとき、思わず絶叫したくなりました。 この嫌悪感がどこからきているのかようやく気づいたのは、彼が寝ている娘のホッペにチューしたとき。消毒用のティッシュで娘のホッペを拭きながら、アッと気づいたんです。 あれは妊娠中、旦那にキスされて吐いてしまったことがありました…そう、確かにあれ以来です! 胎児を守りたいという、母の防衛本能のようなものだったのかもしれません。いまは旦那とは一緒に食事せず、娘と私は別の部屋で寝て過ごしています。