そもそもお宮参りって?


また、先輩ママたちからも「お食い初めはホームパーティーみたいになった」「次に何をしたらいいのか分からないから、お宮参りはてんてこ舞いだった気がする」といったエピソードが。しっかりと行事の内容を知っている人は少ないようです。そこでここからは、赤ちゃんが主役となる行事を詳しく解説していきましょう。

 

最もよく耳にする「お宮参り」は、生後30日後に神社で参拝して赤ちゃんの健やかな成長を願うイベント。神社では父方の祖母が赤ちゃんを抱いて、その後に両親が従って参拝するのが一般的です。参拝や写真撮影などは基本的に外で行われるので、赤ちゃんが冬生まれだと春まで待つケースもあるよう。最近では生後間もない赤ちゃんに負担をかけないためにも、着物の代わりにドレスなどでお宮参りを行う家族も多いですよ。

 

「お宮参り」に続いて認知度が高そうな「お食い初め」は、赤ちゃんに生まれて初めてご飯を食べさせる行事。赤ちゃんのために食膳を整えて、実際に食べさせる“真似”をして祝います。現代風のお食い初めでは、真似ではなく実際に食べられる料理を用意するパターンも増えてきているよう。

 

行事数が多いようにも思えますが、七五三を過ぎてしまえば行事は入学・卒業の繰り返しです。家庭によってお祝いの形やスケールを変えて、赤ちゃんの成長を願えるといいのかもしれませんね。

取材・文/牧野聡子