最近では、自分の得意分野を活かして起業する「プチ起業」が人気。小さなカフェを開いたり、手作り品を売ったりする「プチ起業ママ」も増えています。


ところがこの「プチ起業ママ」たちの言動が、働くママ仲間をイラつかせているというのです。それはなぜなのでしょうか…?

セミナーに感化され大志を語る、意識高い系ママA子(清花さん/34/会社役員)

スポーツクラブ仲間のA子は、いま流行りのプチ起業ママ。ついこの間まで普通の主婦だった彼女が、ハーブの勉強をして資格を取得したとかで、駅前のスペースまで借りて教室を始めたらしいんです。

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ある日、スポーツクラブの帰り際でした。「ねえ清花さん、私こんなの始めちゃったのよ、ぜひ来てね! これからの生活はロハスじゃないと」とチラシをくれたのですが、正直なところ(はあ? いまさらロハス…)という感想。 あれから3か月ちょっと経ったでしょうか、最近はもっとスゴいことになっていて「この仕事って子ども達が育っていくこの地域を変えていく、そんな意義を感じるのよ。これって社会還元よね!」と、なにかに取り憑かれたかのような言動。意義…社会還元…?  どうやら自治体の「女性起業セミナー」に通ってすっかり感化されたらしく、大きな志を語る彼女にドン引きするばかり。ところが肝心の事業のほうはというと、まだ片手間で収入も赤字なのだとか。志が高いのは結構ですけど、大丈夫ですか?お仕事のほうは?? 最近は、「彼女の声を聞きたくない」という理由でスポーツクラブのコースをナイト会員に変えたママも続出。まあ、私のようなキャリア職ママとしては、気楽でうらやましい話ですが。いっぱしの起業家になったつもりなのか、ちょっと勘違いしていませんか? あなたの勘違い、正直イラつきます!