正しい「椅子の座り方」をチェック


「柔らかい椅子」に秘められた効果は多くの視聴者の興味を引きつけ、ネット上には「確かにソファに座っている時の方が、おしゃべりも弾む気がする…」「これからは座る椅子の柔らかさを意識しておこうかな」といった声が見られました。しかし椅子に座る際は柔らかさだけでなく、「正しい座り方」も意識しておきましょう。

 

床座りに適した「あぐらイス」などユニークな椅子を販売している「アーユルチアー」公式サイトでは、「日本人の座り方」を分析していました。どうやら日本人の“重心”は、椅子に座るのにあまり適していないようす。

 

ルーツが狩猟民族にある欧米人は、体の後ろ側にある筋肉が発達しています。しかし前かがみで行う作業の多い農耕民族がルーツの日本人は、前側の筋肉が肥大化。重心が前に倒れ、バランスが崩れた状態で椅子に座ってしまう傾向にあるのです。

 

重心が前方に集中すると椅子に浅く腰かけてしまいますが、お尻を背もたれに当てるくらい深く腰かけるのがポイント。腰を背もたれから浮かさず、ピッタリとくっつけましょう。正しい姿勢で柔らかい椅子に腰かければ、コミュニケーション力がさらにアップするかもしれませんよ。

取材・文/牧野聡子